キャンパス俳句
キャンパス俳句
2009
白鷺の一族郎党落ち穂食む
昨日は,3年生の前半の教育実習最終日。秋雨の降りしきる中,代表者による研究授業が行われた。教育実習ゆえ当然課題はあるものの,なかなかの授業を披露してくれた。教育実習は,ひとりひとりの学生の長所と短所だけでなく,大学教育の成果と課題も出るところである。放課後に行われた批評会も含めて,実りの多い日であった。
その明くる日である今日,刈り取りを終えた田んぼに,白鷺を数多発見。妻に,車を引き返してもらって,しばし観察。ゆっくりと流れる所作の中の,一点を突くようなすばやい動きで,落ち穂を拾っているのか。「飲み込むのがわかった!」と娘が喜ぶ。いつもなら,孤高な一羽,もしくは微笑ましく番で見ることが多いが,今は実りの秋。みんなで集まって収穫祭である。そこで一句。
白鷺の一族郎党落ち穂食む
2009年10月3日土曜日