キャンパス俳句
キャンパス俳句
2009
つるし柿家族の数と重なりぬ
少し離れた海辺の町に住む伯母から干し柿をもらった。
軒先に,かろうじて綱を張り,早速つるした。
家族の数と同じだ。
どちらかと言えば「モダン」に属する我が家に干し柿が三筋下がった。
妻の母親の姉であるこの伯母は,なんともたくましい方で,アイデアと行動力がある。
その伯母が,九州の故郷に近々帰ることになり,めだかやブルーベリーの木など,まずは生きているものを受け継いだ。
そして,今度は干し柿だ。干し柿はまだ干し始めてまもなく,まだ白みを帯びていない。我が家の軒先で,これから熟す。
干し柿を受け継いでつるす・・・なんてすてきなことだろう。
できればまだまだいろんなことを受け継ぎたい。
2009年11月30日月曜日