ウッズホール海洋研究所


私の留学先はウッズホール海洋研究所、Woods Hole Oceanographic Institution (WHOI)である。WHOIはフーイと呼ぶ。(www.whoi.edu
1930年に設立。設立の経緯や背景などまだ十分よくわかっていないのであまり述べないが、海洋研究では歴史は最も古い研究所のうちの一つではないかと思う。最近の有名な話としてはタイタニック号の探査で活躍したそうだ。映画ジョーズのロケはWoods Holeの沖のマーサズ・ビンヤード島で行われたそうだが、私は覚えていないかが対岸から科学者がやってくるというシーンがあるらしい。

海洋化学や物理、地学、生態学などの研究組織もあるが、海洋工学や応用海洋物理などをやる部門が大きいと聞いている。また、これらの部門は海軍からの仕事もかなりの比率をしめているらしい。

研究所はアメリカ北東部のケープコッドという岬の付け根の近くにある小さなWoods Holeという町にある。しかしWoods Holeと呼ばれる地域はさほど広くなく、私が思うに数キロ四方ではないかと思う。キャンパスは主に2つあり、Woods Holeの町中の通り(といっても通りはせいぜい500mくらいしかない)両側にWHOIの建物がある。この地区はWoods Hole Campusと呼ばれるが、ここにはMBL、NOAAの研究所もある。図書館などはMBLと一緒の部分もある。この地区には海洋工学や生物や生態学などLab、WHOIの研究船の母港がある。またすぐ近くにはマーサズ・ビンヤード島にわたるためのフェリー乗り場、ボストンなどへ行く長距離バスの乗り場もあり、レストラン、カフェなどもある。

 
Woods Hole Campus Smith Lab(左)とRedfield Lab(右)


このキャンパスから2-3km離れたところにもう一つのQuissett Campusがある。私たちのLabはこちらのキャンパスにある。こちらには海洋化学や物理、地学などの研究室がある。海からは非常に近いが、周囲を林に囲まれ、Woods Hole Campusとはかなり違った雰囲気である。我々の研究室は下の写真にあるFye Labという建物の中にある。Fye Labには主に海洋化学や地球化学のグループが入っており、一階建ての建物でさほど大きくない。Fye Labの隣はFenno Houseとい研究グループがう建物でそこには主に管理部門があり、その一角にはいつも昼御飯を食べる"Buttery"というカフェテリアがある。
このQuissett Campusの中ではClark Labが最も大きいのと思う。こちらのClark Labは海洋物理や地学、海洋化学、地球化学などのグループが入っており地下1階から地上5階くらいまではあると思う。最上階には大きな講義室があり、毎週火曜日の食事時には海洋化学や地球化学のセミナーがある。ここからの眺めは最高でるが今のところ写真がない。Clark Labの裏側にはソフトボール専用のグランドがある。各学科(?)ごとにチームがありリーグ戦が組まれているようである。ここからは海も眺められる。

 
Quissett CampusのWoods Hole Road側の入口(左)とFye Lab(右)


 
Quissett CampusのWoods Fenno House(左)とソフトボール場(右)


写真をみてわかると思うがこちらの建物の周囲やソフトボール場の芝生は大変よく手入れされている。青々と茂り、めくれてるような所も少ない。結構お金をかけていると思う。各家の周囲にも多くの家で芝生が植えられており、結構みんな盛んに手入れをされているようである。ただし私の借りた家には芝生は植えられていない。なかなか手入れできないよね。




2002年05月24日
写真追加 2002年05月26日




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