Last update : June 21, 2013
日程 | : | 2013年7月20日(土) |
場所 | : | 東京都新宿区神楽坂4-2-2 |
東京理科大学神楽坂キャンパス | ||
森戸記念館第1フォーラム | ||
会場がいつもと異なります。ご注意下さい。 | ||
講演者 | : | 長友 康行 氏(明治大学大学院理工学研究科) |
講演題目 | : | 「グラスマン多様体への調和写像」 |
概要: リーマン多様体から球面への極小はめ込みを特徴付ける「高橋の定理」の一般化として、リーマン多様体からグラスマン多様体への調和写像の特徴付けを、ベクトル束とその切断のなす空間、およびラプラス作用素を用いて行う。
さらにコンパクト型の対称空間のグラスマン多様体への全測地的はめ込みを用いて、リーマン多様体からコンパクト型の対称空間への調和写像に関して、「高橋の定理」を一般化する。
また、「高橋の定理」は、Do Carmo-Wallachにより、球面間の極小はめ込みのモジュライ空間を記述するために用いられたが、コンパクト対称空間(もしくはコンパクト等質空間)からグラスマン多様体への調和写像のモジュライ空間を、一般化された高橋の定理を用いて記述する。
最後に、一般化された高橋の定理やDo Carmo-Wallachの定理の応用について言及する。
すなわち、板東−大仁田の定理やCalabiの結果の別証明、Tothの結果の拡張、Joyceの複素射影空間内の極小Lagrangian部分多様体に関する結果のコンパクトHermite対称空間への一般化などである。
11:00-12:00 | グラスマン多様体への調和写像1 | |
13:30-14:30 | グラスマン多様体への調和写像2 | |
14:50-15:50 | グラスマン多様体への調和写像3 |
問合せ先: 酒井 高司 sakai-t (at) tmu.ac.jp