講義ノートや書籍などの長い文章を書くとき、 ファイルを章に分割してincludeonlyを利用すると便利です。
ファイル名はなんでもかまいませんが、
たとえばdg.texというファイルを作成し、
dg-1.tex dg-2.tex dg-3.tex dg-4.texに各章の内容を記述します。
dg.texの内容は以下のようにします。
\documentclass...
\includeonly{dg-1,dg-2}
プリアンブル
\begin{document}
\include{dg-1} % 第1章
\include{dg-2} % 第2章
\include{dg-3} % 第3章
\include{dg-4} % 第4章
\end{document}
この場合、第1章と第2章のみのdviファイルが作成されます。
includeonlyの部分を\includeonly{dg-3}に変更すると、
第3章だけのdviファイルができます。
この際、dg-3.tex以外の引用やページの参照、章や節の題名等は保持されるので、
長い文章の第3章だけが出力されるという感じになります。
章を越えた引用も大丈夫です。