TikZ

TikZはLaTeXの文書で図を描くためのパッケージです。 LaTeXには図を描くためのpicture環境がありますが、 それよりもかなり高度な機能を持っているようです。 以下はTikZの使い方の覚書です。

基本

LaTeXファイルのプリアンブルに
\usepackage{tikz}
と書くとTikZを利用できるようになります。
\begin{tikzpicture}
コマンド;
コマンド;
\end{tikzpicture}
と書くとコマンドで指定した図がLaTeXの文書の中に描かれます。

基本的な図

ここでは、TikZの書き方の規則を詳しく書くのではなく、 典型的な例を挙げていくことにします。

点の位置はxy平面の座標を使って表します。
\draw (点の座標) -- (点の座標)
で二点を結ぶ線分を描き、
\draw (点の座標) grid (点の座標)
で二点が定める長方形にグリッドを描きます。
\draw (点の座標) node{文字列}
で文字列を記入できます。 数式を記入することもできます。

TeX出力
\begin{tikzpicture}
\draw (0,0) grid (3,3);
\end{tikzpicture}
gridの出力
\begin{tikzpicture}
\draw (0,0) grid (3,3);
\draw (1.3,3) -- (3,1.3);
\draw (0,1.3) -- (1.3,0);
\end{tikzpicture}
gridと直線の出力
\begin{tikzpicture}
\draw (0,0) grid (3,3);
\draw (1.3,3) -- (3,1.3);
\draw (0,1.3) -- (1.3,0);
\draw (1.5,2.5) node{$a_{01}$} (2.5,2.5) node{$a_{02}$};
\draw (0.5,1.5) node{$a_{10}$} (2.5,1.5) node{$a_{12}$};
\draw (0.5,0.5) node{$a_{20}$} (1.5,0.5) node{$a_{21}$};
\end{tikzpicture}
gridと直線文字列の出力

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