XY-pic

XY-picはTeXの文書で図式を書くためのパッケージです。 可換図式を書いた方がわかりやすい場合があるときに利用しています。 以下はXY-picを利用するための覚書です。

基本

TeXファイルのプリアンブルに
\usepackage[all]{xy}
と書くとXY-picを利用できるようになります。 数式モードで
\xymatrix{}
で囲むと図式を書くことができます。

基本的な図式

ここでは、xy-picの書き方の規則を詳しく書くのではなく、 典型的な例を挙げていくことにします。

項はそのまま記入し、項と項は&で区切ります。 矢印は\ar[x]を記入します。 xは矢印の方向を示す文字です。 x=r(ight)は右向き、l(eft)は左向き、u(p)は上向き、d(own)は下向きです。 方向を示す文字は組合せることもできます。 たとえば、rdは右下向きです。

TeX出力
\xymatrix{
A \ar[r] & B \ar[r] & C
}
ABCの出力
\xymatrix{
A \ar[r] \ar[d] & B \\
C
}
AB_Cの出力
\xymatrix{
A \ar[r] \ar[d] & B \ar[d] \\
C \ar[r] & D
}
AB_CDの出力
\xymatrix{
A \ar[r] \ar[d] \ar[rd] & B \ar[d] \\
C \ar[r] & D
}
AB_CD_の出力
\xymatrix{
& A \ar[ld] \ar[rd] & \\
B \ar[rd] & & C \ar[ld] \\
& D &
}
A_BC_Dの出力

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