6.1インストール
Let's note CF-W7へのVine Linux 6.1のインストールと初期設定の記録です。
- インストールディスク作成
Vine Linuxのホームページから
Vine61-DVD-x86_64.iso(64bit用DVD/USB ISOイメージ)
をダウンロードし、
用意していた空のDVD-Rに入れました。
- インストール
作成したインストールディスクをパソコンのディスクトレイに入れ、
パソコンをDVDディスクから再起動させます。
するとVine Linux 6.1のインストールプログラムが起動します。
言語とキーボード設定は日本語を選択。
パソコンにはVine Linux 5.2がすでに入っているため、
インストールとアップグレードの選択肢がでますが、
トラブルを避けるためインストールを選択。
インストールの種類はカスタムを選択。
ディスクパーティション設定ではDisk Druidを選択し、
今までVine Linux 5.2で使っていたのと同じにしました。
ブートローダGRUBを選択し以下のように設定。
- Windows /dev/sda2
- x Vine Linux /dev/sda3
ネットワーク設定では最初にあるeth0はホテルなどでそのまま使える設定なので、
そのまま残してパス。
研究室のネットワーク設定は後で。
さらにいくつかの決まりきった基本設定を済ませてからパッケージの選択。
サーバ類以外を選択しました。
特に、エディタとTeXドキュメント処理のパッケージは私にとっては必須です。
これでインスール前の設定は終了し、
インストール開始。
インストール終了後、再起動するとVine Linux 6.1が起動しました。
- 研究室用ネットワーク設定
システム-設定-インターネットとネットワーク-ネットワーク接続
を開いて、研究室用の有線のネットワーク接続を追加しました。
これで研究室の環境でインターネットへアクセスできるようになり、
Webブラウザも問題なく利用できるようになりました。
- TeX
選択したインストールパッケージにTeXは含まれているので、
インストール後すぐにTeXは使えるようになっていますが、
若干注意が必要でした。
まずTeXのパッケージにはyatexは含まれていないので、
別途yatexをインストールしました。
また、TeXのパッケージがteTeXからTeX Liveに変更になったため、
xdviコマンドがpxdviに変更されています。
もっとも、emacsでyatexを使ってTeXの作業をするときは、
プレビューしようとするとpxdviが起動するようになっているため、
これもあまり意識する必要はありません。
ファイルやディレクトリの一覧をだすNautilusで、
dviファイルを左クリックするとドキュメントビューアで開こうとして、
失敗してしまいます。
dviファイルを右クリックして開き方を見るとdviファイルを開く
アプリケーションがドキュメントビューアに設定されていました。
これをXDviに変更すると、
その後はdviファイルを左クリックするだけでXDviでdviファイルを
開くようになります。
- Sylpheedの設定
Vine Linuxの標準メールソフトです。
筑波大学数学のメールサーバでのメールの送受信の基本設定を済ませ、
今までのSylpheedのメールデータをそっくりそのまま新しい環境に写して、
設定終了。
- ディスプレイの設定
研究室ではLet's noteに液晶ディスプレイを接続しているので、
システム-設定-ハードウェア-ディスプレイでディスプレイの設定をして、
右図の構成にしました。
ラップトップ(Let's note)でカーソルを上に動かしていくと、
接続している液晶ディスプレイの下からカーソルがでてきます。
コマンドラインでコマンドを実行したりちょっとした作業をするときは
ラップトップ画面(ピンクの部分、実際の画像ではタンポポの壁紙の部分)を使って、
TeXファイルの編集などの大きな画面があった方が便利な作業では
接続している液晶ディスプレイ(グリーンの部分、
実際の画像では左にxdviによるdviファイルの出力、
右にエディタでTeXファイルを編集している画面が並んでいる部分)を利用しています。
さらにワークスペースを複数使うことができるので、
私は8個のワークスペースを作って作業によって異なるワークスペースを
使うようにしています。
開いた窓がいくつも重なってくると混乱してしまいますからね。
現在の状態がTeXファイルの編集には今までのなかで最も使い易い状態です。
私の場合、コンピュータを使っている時間のほとんどは
TeXファイルの編集ですので、
快適なコンピュータ環境です。
TeXファイルの編集以外のホームページの編集、pdfファイルを読むことなども、
別のワークスペースに移って、
大画面の方がいいものはグリーンの部分、ファイル操作などのちょっとした
作業はピンクの部分でやると快適に作業が進みます。
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