1999年8月2日(月)から2000年3月31日(金)まで,文部省在外研究員(若手教官)として,
アメリカ合衆国テキサス大学オースチン校に派遣されることになりました。
このページでは,5ヶ月にわたる準備の記録をつづっています。
準備に際しては,まずWWWで検索して,在外経験者の記録を参考にしました。
このページもまた,将来,どなたかのお役に立てることを望んでいます。
3月 : 決定通知から IAP-66申請へ
- 3月5日(金) 事務局人事係から派遣予定者に決定したのとの通知文書を受け取る。
すぐに受入側であるテキサス大学 Gordon 教授にメールを送って連絡。
- 3月6日(土) Texas のFaculty Coordinator Nita Goldrickさんから,
必要な手順を説明したメールが届く。すばやい反応だ!
- 3月8日(月)
- 近畿日本ツーリストに電話して,航空券の予約。
妻と娘の分は,片道だけの購入が有利と勧められたが保留した。
- 保険についても資料を送ってもらうことにした。
- また,向こうから請求されている,決定に関するなんらかの正式な書類があるのか人事係に問い合わせると,
先日の派遣予定者一覧以外にはないということだった。
- 3月9日(火)
- Gordon 教授からお祝いのメールが届いた。
夜の9時すぎに出されている。大学からではないようだが。
- Nitaに,財政保証書のようなものがいるかを打診した。
先回りして,英文のそれを用意した。必要といわれれば,
学部長のサインをもらう手はずを整えた。
- Davisにいる合田くんから,TexasとAustinの地図が送られてきた。
本当にありがたい。
- WWWで在外経験者の情報を日々,収集中。
- Texas大学のwebpageはとんでもなく多くの情報を提供している。
学生数48000というのも広島大学の4倍もあり,驚いた。
Texas大学のネットワーク環境を少し見てみた。
学外からもちろんPPP接続はできるとわかった。
ならばこちらでISPに入っておく必要はない。
- 3月10日(水) Nitaから返事。大学以外の機関からの資金の場合には,
できれば正式な証明書がほしいとのこと。
滞在期間,滞在目的,支給額が明記されているものとのこと。
人事係にたずねたら,過去のものがあるというのでコピーをいただく。
それをもとに昨日作成した英語版を修正。日本語訳をそえて人事係に提出。
これで学部長のサインがもらえるはず。
あとは保険に関する書類さえそろえば,IAP-66申請にまず必要な書類として求められたすべてを,
NitaにFaxで送れる。
- 3月11日(木)
- Nitaから保険についてのアドバイス。
また,近畿日本ツーリストから保険申し込み用紙が届く。
むこうで保険に入ったほうがだんぜん安いので検討中。
- 住友銀行やさくら銀行,広島銀行でも,海外でも使用可能なキャッシュカードサービスが
できたということを知る。資料を請求した。
これなら便利そうだ。
- 人事係から連絡があり,昨日依頼した学部長名の証明書は,印鑑でよいかと聞かれた。
とりあえずそれで向こうに送り,問題があればやり直すしかない。
- 3月12日(金) NitaにメールとFaxを送る。保険は検討の結果,向こうではいることにした。
- 3月13日(土) NitaからFaxを受け取ったとのメールがある。
- 3月15日(月) Faxで送ったものをmailで送る。
- 3月23日(火) 住友銀行に,国際キャッシュカードを郵送申し込み。
- 3月29日(月)
- 午前中,広島銀行にて,バンクカード(Master付きの海外キャッシュカード)
を申し込む。
- CitiBankへ口座開設を郵送にて申し込み。
4月:まだまだ準備
- 4月3日 (土) 住友銀行から先日申し込んだ国際キャッシュカードが届く。
しかし,新規に口座まで開設されてしまっている。
私が申し込んだのは,現在保有の口座に,海外キャッシュサービスを付加するだけだった。
- 4月5日 (月) 住友銀行六甲支店に直接電話。やはり,むこうのミス。
訂正の手続きを行った。後日,郵送で必要書類が届くとのこと。
- 4月8日 (木)
- 住友銀行から書類が届く。
翌日,発送。
- CitiBankからカードが届いた。
- Nitaから,IAP-66用の書類を5日に発送したとの連絡。
- 全日観光に,Austinへのチケットの値段を調べてもらった。
American Airlinesで往復20万。片道10万とのこと。
- 4月12日 (月) CitiBankの自分の口座あてに広島銀行から振り込み。
- 4月13日 (火)
- Texas大学から,やっとIAP-66用の書類等が届く。
受入承諾書になるようなものがないため,再度Nitaに打診してみた。
近畿日本ツーリストに相談したら,やはりあった方がよいとのこと。
こちらの人事係は担当者が4月から変わった。返事は同じようなもの。
- 近畿日本ツーリストに妻とゆいの分の航空券(片道)を予約した。
片道で10万9000円とのこと。先日,全日観光できいた値段とほとんど変わらない。
- 4月16日 (金) 妻が農協に口座を開設。
これで留守中も毎月の家賃をそこから引き落とせるようになる。
- 4月22日 (木)
- Nitaから,受入承諾書が届いた。
- 近畿日本ツーリストに電話。IAP-66申請用の書類サンプル等を送ってもらうことに。
- VISA申請は,担当者の話では,まだ早すぎるとのこと。
今,申請しても,領事館で後回しにされるだけ。
7月に入ってからやろうとのこと。
- 娘の予防接種証明書を作成。あとは,
いつもお願いしている小児科の先生にサインをいただくだけ。
- 4月27日 (火) 近畿日本ツーリストからVISA申請用の書類が届く。
- 4月29日 (木) 娘の予防接種証明書を発行してもらった。
こちらで作って,サインを頂いただけ。
- 4月30日 (金) 奨励研究の内定がきたが,6ヶ月以上大学を離れる場合は,
辞退せざるを得ない。残念だが仕方ない。
5月:まだまだまだ準備
- 5月6日 (木) 近畿日本ツーリストから連絡。帰国便を押さえたとのこと。
6月:いよいよVISA申請
- 6月1日 (火) ツーリスト担当者からの助言があり,VISA申請は待っていたのだが,
6月になったので動くことにした。
VISA申請の際に必要な推薦書,証明書等を学部長名で発行してもらう必要がある。
文面は英文,日本語訳ともに5月中に準備しておいたので,
今日は実際には事務局に依頼しただけだ。
- 6月2日 (水) 8月1日の広島−羽田間の飛行機を予約。その日の東京の宿をおさえた。
- 6月4日 (金) 学部長よりVISA申請用の書類が返ってきた。これで書類がそろった。
- 6月15日 (火) 妻と娘は,先月のうちにすませたのだが,
私もとうとう昨日歯医者にいった。結果は,特に問題はないということで,終了!
- 6月16日 (水) 先日,妻は教育委員会にいって,小学校入学の手続きについて聞いてきた。
昨日は,西条小学校に直接話を聞いてきた。
- 6月21日 (月) 先週の火曜日に,Homestead Village - Arboretum 宛てに
FAXを送ったのだが,なしのつぶて。
今日,再度打診のFAXを送付。ReferenceとしてNitaさんを書いたので,今回は反応を期待したい。
- 6月23日 (水) 昨日,Nitaからのメールで,
Homestead に確認してもいいという話だったのでお願いしていたのだが,
今朝,返事がきた。案の定,FAXは受け取っていないということだった(そんなはずはないのだが)。
とにかく,Nitaが部屋を1週間押さえてくれた。
- 6月24日 (木)
- 近畿日本ツーリストの担当者と会い,
VISA申請用の書類一式とパスポートをお預けした。
- また,学部事務局へ1ヶ月前提出の書類をすべて提出。
- Austinでは,Robert Mueller 空港に代わって,新空港Bergstrom が開港したそうだ。
- 6月29日 (火) 自宅では,妻が着々と郵送する荷物の準備を進めている。基本的には,
向こうで購入するのだが,子ども連れだから,どうしてもというものもある。
7月:忙しくなってきた
- 7月5日 (月) 留守中の家賃8ヶ月分を,農協の口座に振りこんできた。
- 7月8日 (木)
- Nitaさんに,荷物を大学宛てに送ってよいかをたずねた。翌日の返事はもちろん「OK」。
- 週末に車検を予約。
留守中,車は大阪の私の父に預けていくのだが,10月の末に車検が切れるためだ。
それと自賠責と任意保険も,私がいない間に切れてしまうので,ホンダに手続きを問い合わせた。
- そろそろ担当の講義の試験をおこなう。成績処理と,自己点検の書類作成が大変だなぁ。
- 7月9日 (金)
- ようやく,VISAが届いた。
- 旅客運賃見積書で,見積り額が応募時のものより
若干下がった理由を事務局から説明を求められたので,近畿日本ツーリストに確認。
経路変更はないのだが,Dallas-Austin間のいわゆるアメリカ国内便の価格が下がったため。
- 8月1日,広島から羽田まで全日空便で移動するのだが,
荷物の重量が問題だ。全日空のフリーダイアルで聞いてみた。
妙な解答で,あとで妻が近所の旅行代理店で再確認すると全然違っていた。新人だったのだろうか。
ただ,追加料金が相当とられそうなので,スーツケースを東京のホテルへ宅急便で送っておく作戦を
計画中。
なぜ今回,関空からではなくて成田から出発するのかというと,私の手元にあった在外研究員の手引き
(若干古いもの)に,出発は成田からと限定されていたため,それに基づいて旅行計画を提出したため。
運賃見積りもそれでとった。あとで事務局の担当者から,今は関空からでもよくなったと聞いたが,
あとのまつりだった。
- 摂氏と華氏の変換 C=5/9(F-32) を覚えた。それと,1 lb(ポンド)=0.45 kg も。
- 7月10日 (土) ホンダへ車検。自賠責と任意保険の変更手続きを,その販売店でお願いすることにした。
- 7月12日 (月) 車検が終了。保険の変更も済んだ。
- 7月13日 (火) 朝一番で,佐伯区にある免許更新センターへいってきた。留守中に免許がきれるので,
期間前更新をおこなうためと,国外免許の更新のため。平日の朝一番ということもあり,1時間ほどですべて終了した。
- 7月19日 (月) 朝,郵便局から船便でいくつかの荷物を発送した。冬服や乾物など。妻に任せたのだが,
2万円弱かかった。本や論文などの梱包はまだやっていない。これは当然,私の担当。
- 7月21日 (水) 本,論文等をつめた荷物を発送。これで郵送する荷物は終了。1万円弱かかった。
- 7月23日 (金) 事務局から,在外研究員旅費の振り込み通知をもらった。 予想よりも早かったので安心した。
聞くところによると,出発の前日だったという例もあるそうだ。
- 7月25日 (日) 日本通運ペリカン便に電話。成田空港へ荷物を送れることを確認。ホテルへ送らずに,成田へ
直接送ることにした。(友人のなおちゃんからのアドバイス!)
- 7月27日 (火)
- 近畿日本ツーリストから航空券を受け取り,代金を支払った。
- 広島銀行に振り込まれた在外研究員旅費を,CITIBANKへ移した。実は,振り込み依頼の時点で,
直接CITIBANKへ振り込んでもらうようにできたのだが,提出書類の様式が違うということで,それを破棄してもらい,
通常の給料と同じ広島銀行に入ることになったのだ。
- 妻は,いよいよスーツケースに荷物を詰め込んでいる。木曜日,成田空港宛てに発送予定。
- 7月29日 (木)
- 夕べはゼミの送別会。午前3時前に帰宅。疲れた。ゼミ生から作務衣をもらった。アメリカにもっていこう。
- 銀行にて,ドル(CASH)を購入。
- 不動産屋に,不在にすることを一応,連絡しておく。
- スーツケースを成田空港宛てに発送。
- 大学事務局に提出すべき書類は,すべて完了させた。
- 7月30日 (金)今日で大学に来るのは最後だ。4年生のゼミを最後にやる。卒業論文の指導が十分にできなくなり,申し訳ないことになった。
- 7月31日 (土)大阪の私の実家へ車を預けにいく。
8月:出発
- 8月1日 (日) 理学部の院生に空港まで送ってもらう。夜は,東京で泊まる。東京で大学時代の友人と食事。
- 8月2日 (月) 成田からダラス経由でオースチンへ。
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