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色彩と印象語

一般に、絵画に対して持つ印象は、色彩、構図、タッチ、テーマ、描かれているもの などの要因から受けると考えられるが、特に色彩による影響は大きい[168]。 このことは、絵画に対して持つ印象を言葉で表現する時、「暖かい」とか「鮮やかな」 などのように色彩に影響された言葉がよく使われることからもわかる。 また、印象派の画家モネの連作に「積み藁」という同じ構図で色彩の異なる風景画が あるが、これらの絵はそれぞれ異なる印象を与える。この例からも色彩と印象との相 関は高いと考えられる。以下では、視覚的印象として色彩のみを扱うことにする。



Takio Kurita 平成14年7月3日