泌尿器の腹腔鏡手術

<腹腔鏡手術の高い技術と確固たる実績>
 広島大学病院泌尿器科では1991年から泌尿器領域の腹腔鏡手術に取り組んでおり、2015年までにその件数は1259件になりました。

<3次元CT画像によるイメージング、過去に行われた豊富な手術DVD・ビデオの利用、トレーニング>
 その背景には、高い安全性への取り組みがあります。私たちは、腹腔鏡手術に先立ち、放射線科の協力のもとに高性能CT(コンピュータ断層撮影)装置を用いて、臓器やがんの位置関係、血管の走行などを手術時の体位に合わせて立体的に再構築します(3Dイメージ構築)。たとえば直径1mm以上の動脈であれば、正確な描出が可能です。これによって、手術時のがんの位置や細かな血管の走行を仮想イメージとして得ることができるため、不用意な血管の損傷やがんを切り込むことなく、出血の少ない安全で確実な手術操作が可能となっています。
 また、小さな腎細胞がんにおける腹腔鏡下腎部分切除において尿路の損傷は、縫合不全や術後感染の原因となるため、3Dイメージ構築によってがんと集尿系との距離や位置関係を解析し、尿路損傷を防ぐ工夫にも応用しています。

confa

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得


                 CTをもとに構築した3D画像    実際の手術時の状態

librarydrybox

 さらにライブラリーとして保存している過去の豊富な手術ビデオ/DVDを用いてイメージングを行うとともに、万一トラブルが発生した際の対応法も考えておきます。 そして、ドライボックスを用いて鉗子操作のトレーニングを十分に行います。 これらの努力によって当科における出血などの術中合併症による開放手術への移行の割合は約2%にとどまっています。これはメイヨークリニック、クリーブランドクリニックなど世界的トップクラスの施設での成績(2%)と同じです。