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知的社会研究所

Institute for Studies on the Intellect-based Society

(ISIS)

 

7. ヒトの社会システムの進化(2)日本という国のかたち

7.1. はじめに

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7.2. 「ヒトの社会システムの進化の系統樹」を理解することの重要性

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7.3. 日本の思考習慣の反省とこれからの目標

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7.4. 国立大学の現在と未来

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7.5. 科学行政の現在と未来

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7.6. 我々に遺された正の遺産、負の遺産

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7.7. 後追い国家日本における法律の意味

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7.8. 言論・出版界の論調から日本の現在を検証する(1)

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7.9. 言論・出版界の論調から日本の現在を検証する(2)

   ─毎日新聞の科学環境部による「理系白書」企画─

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7.10. 言論・出版界の論調から日本の現在を検証する(3)

   ─養老孟司の「バカの壁」─

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7.11. 言論・出版界の論調から日本の現在を検証する(4)

   ─大貫隆の「イエスという経験」─

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7.12. 言論・出版界の論調から日本の現在を検証する(5)

   ─イラク日本人人質事件─

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内容の詳細

7.1. はじめに

 1)1.6.でやってきたこと

 2)「ヒトの社会システムの進化」という思考の枠組みがもつ威力の検証

 3)おことわり

  (1)忙しい現代人がこちらを向いてくれることを目指す

  (2)議論に必要な文章を他の著者の書物から十分引用する

  (3)結論よりも理由や背景を説明することを重視する

  (4)専門家や権威者にまかせず自分で考える

7.2. 「ヒトの社会システムの進化の系統樹」を理解することの重要性

 1)「ヒトの社会システムの進化の系統樹の存在」の理解が前進の駆動力となる

 2)進化を遂げたアメリカだけが持っていて、それ以外の國は持っていないもの

  (1)アメリカ民主主義

  (2)自由の獲得と維持に生命をかける建国以来の伝統

  (3)理神論者であった建国の父祖たちが作り上げた憲法の素晴しさ

  (4)権威や権力に対する市民の不信感

  (5)比類の無い地政学的利点

 3)後追い国家の運命

 4)改革の目標から日本のおかれている現状が分ります

7.3. 日本の思考習慣の反省とこれからの目標

 1)改革を妨げる日本の思考習慣

  (1)権威者の発言に遠慮する

  (2)ナショナリズム

  (3)競争の奨励

  (4)支配階級の再生産

 2)個人に与えられた天職を強調しましょう

 3)「天職」はどうしたら見つかるか

  (1)生き甲斐をみつけていると思う人から学ぶ

  (2)真似したい人の仲間に加わる

  (3)小さい時から自分が興味をひいたことを探り当てる

 4)「学ぶ」から「考える」へ目標を変換しましょうーイラク派兵問題

  (1)ペリー来航150周年に来た第二の開国

  (2)世界が日本に求めている新しい智慧

  (3)アーミテージ米国務副長官の発言

7.4. 国立大学の現在と未来

 1)大学に求められる機能の、高度の多様性、複雑性、流動性

  (1)研究

  (2)教育、社会人教育

  (3)学部人事

  (4)学部予算

  (5)大学運営

 2)官僚国家日本における大学と教育

  (1)新制大学

  (2)新制大学の大学院

  (3)講座制の最も深刻な問題

  (4)博士課程における研究者の養成

  (5)講座のスタッフのクレジット・サイクルのパイプ

 3)国立大学法人への期待

  (1)国立大学の解放

  (2)学長のリーダーシップのもつ可能性とその限界

  (3)国民に愛される大学─ドナ・ウィリアムズを育てる

  (4)研究助成のあり方

  (5)創造的な研究とは何か─マーティン・ヘルマンの場合

  (6)研究のリスクとは何か─アンドリュー・ワイルズの場合

7.5. 科学行政の現在と未来

 1)官僚がとりしきる科学行政の特徴

  (1)「能力」ではなく「資格」や「地位」に付随する政策提案の担当

  (2)結果の検討や修正が加えられない政策

  (3)総合的検討がされないコマギレ政策

  (4)画一化、規格化に向かわざるを得ない政策

 2)官僚という職業のあるべき姿

  (1)「公務員制度改革」に行き詰まっている原因

  (2)新しいシステムの提案

  (3)新しいシステムに移行する最良のロードマップ

 3)科学行政の望ましい姿の一例─アメリカのアクティヴィズム(行動主義)

  (1)ウェクスラー一家を襲った苛酷な運命

  (2)ハンチントン病とは何か

  (3)父ミルトン・ウェクスラーが展開した注目すべき運動

  (4)母レオノアの発病と死

  (5)妹ナンシーの経歴と議会の特別委員会における活躍

  (6)ハンチントン病遺伝子マーカーの発見が生物医学界に与えた大きな反響

  (7)本書の著者である長女のアリスの経歴と遺伝子診断にたいする問題提起

7.6. 我々に遺された正の遺産、負の遺産

 1)マックス・ウェーバーの「職業としての学問」(1936)

  (1)現在、「職業としての学問」をそのまま受け入れてはいけない理由

  (2)日本人にとって「職業としての学問」が適切なアドバイスであった時代

  (3)「職業としての学問」が今日でも広く読まれていることの功罪

 2)吉野源三郎「君たちはどう生きるか」(1982)

  (1)この作品が書かれた背景

  (2)時代を超えて今も伝わってくる若き哲学者の熱い動機

  (3)日本のすばらしい自然の描写

 3)松田道雄「君たちの天分を生かそう」(1962)

  (1)40年前の日本のオピニオン・リーダーが考える「上から下」の思想

  (2)松田の思想の弱点

 4)内山 節(たかし)の「哲学の冒険」(1985)

  (1)この本が書かれたいきさつ

  (2)著者がこの本で言いたいこと

  (3)ナイーブな問題提起は編集者の要望にそったものではない

7.7. 後追い国家日本における法律の意味

 1)はじめに

 2)辻元清美事件

 3)政策秘書とは何か

 4)政策秘書や公設秘書になっているのは何者か

 5)辻元事件に対する政治家の対応

 6)辻元事件が語ること

7.8. 言論・出版界の論調から日本の現在を検証する(1)

 1)はじめに

 2)「関口宏のサンデーモーニング」(1/4/04)JNN系テレビ

  (1)日本人の自立に向けた岸井成格のキタキツネモデル

  (2)キタキツネモデルに対するコメンテーターの反応

  (3)寺島実郎のナショナリズム

 3)津本陽が語る「変革期のリーダーシップ」論(1/1/04)毎日新聞

  (1)うれしい驚きだった津本陽の考え

 4)竹田青嗣の連続対談「自由の行方」(1/7/04から3回)毎日新聞

  (1)哲学者の仕事は人間の「生き甲斐」を具体的に示すことではないのか

  (2)鷲田清一による「よく生きるための哲学」

  (3)共感を覚えた相手は「下から上」の鶴見俊輔

  (4)竹田青嗣の自己分析

  (5)若干の私の反論

 5)小泉首相の自衛隊イラク派遣

  (1)津本陽の小泉批評

  (2)今国会の首相施政方針演説「イラクの復興支援とテロとの戦い」

  (3)私ならこう書く「施政方針演説」の内容の骨子

  (4)戦争放棄の憲法を持つ日本人に与えられている責務

7.9. 言論・出版界の論調から日本の現在を検証する(2)

   ─毎日新聞の科学環境部による「理系白書」企画─

 1)「理系白書」企画の動機

  (1)毎日新聞科学環境部 元村有希子の意見

  (2)私の意見

 2)「理系白書シンポジウム」の報道

  (1)このシンポジウムが、後追い国家日本を象徴するイベントである理由

  (2)日本の官僚の文系支配

  (3)すべての出発点は、シンクタンクの育成と政策形成リーグの形成である

 3)有本審議官が述べる「國の科学技術政策」

  (1)協力するマスメディアと繰り広げる官僚の自己宣伝

  (2)日本の「大学院教育の貧困」

 4)理系人のクレジット・サイクル(アメリカの大学の場合)

  (1)scholarshipの獲得

  (2)学位の取得

  (3)ポスドク

  (4)独立して自前の研究室をもつこと

  (5)独立した研究者がめざすクレジット・サイクル

  (6)個人ベースであり、「能力」に応じて上下するクレジット・サイクル

 5)理系人のクレジット・サイクル(日本の大学の場合)

  (1)実質的には教育ローンである大学院の奨学金、ゼロに近いscholarship

  (2)博士号を得たものがめざすポジション

 6)「理系白書シンポジウム」の隠されたテーマ

  (1)このシンポジウムを共催したNPO代表の榎木英介が言いたいこと

  (2)私からサイコム代表の榎木英介へのアドバイス

 7)「大学院重点化政策」

  (1)日本の国策という「大学院重点化政策」とは何か

  (2)校費の25%増額の見返りに約束させた院生の採用増

  (3)一大学にすぎない東大の概算要求が国の政策になった不思議

  (4)「大学院重点化」政策の結果

 8)毎日新聞の科学環境部のひとたちに言いたいこと

7.10. 言論・出版界の論調から日本の現在を検証する(3)

    ─養老孟司の「バカの壁」─

 1)「バカの壁」を読んで私が理解できなかった文章

  (1)第1章「バカの壁」とは何か

  (2)第3章「個性を伸ばせ」という欺瞞

 2)私の【疑問】の分類

 3)疑問の(3)「科学」にたいする解釈の間違い─について

 4)疑問の(5)政治・社会問題における科学的判断の問題─について

 5)疑問の(4)間違った主張─について

 6)疑問の(2)「個性」の解釈の間違い─について

 7)疑問の(1)論理の問題─について

 8)「バカの壁」が空前のベストセラーになっていることをどう理解するか

7.11. 言論・出版界の論調から日本の現在を検証する(4)

    ─大貫隆の「イエスという経験」─

 1)はじめに

  (1)書評の社会的役割

  (2)「聖書解釈学とブッシュの戦争と」という見出しのある丸谷才一の書評

  (3)キリスト教原理主義とはなにか

 2)本書の「はじめに」に書かれていること

  (1)大貫による「キリスト教の標準文法」

  (2)大貫のえがくイエスの人物像

  (3)大貫のえがく、ブッシュとブッシュ政権

 3)現代のアメリカのキリスト教事情─ハロラン芙美子による

  (1)アメリカを形成する価値観

  (2)アメリカ理解の難しさ

  (3)年代の亀裂

 4)大貫が本書を書いた動機とは何か

  (1)「キリスト教原理主義を徹底的に批判しなければならない」

  (2)大貫の主張

  (3)大貫による「復活」の「論理的説明」と、それに対する私の疑問

 5)ポール・ジョンソンの語るキリスト教

 6)私が感動した本書の内容

 7)ブッシュについての誇張された記述

7.12. 言論・出版界の論調から日本の現在を検証する(5)

    ─イラク日本人人質事件─

 1)イラク日本人人質事件の教えることー市民対国家の関係

 2)事件の経過

  (1)「イラク日本人人質事件」の始まり

  (2)家族の対応

  (3)4月15日に解放されてからの3人の対応

  (4)政府の対応

  (5)アメリカ政府の対応

  (6)アメリカ市民の反応

  (7)日本のジャーナリズムの反応

  (8)イスラム聖職者協会の反応

  (9)新聞紙上にみる事件の総括

 3)「二人」の事件と「三人」の事件の違い

 4)イラクでの人質事件は何故起こったか

 5)対テロ戦争で米国政府は何ができるか

 6)日本の政府は人質救出で何をしたか。

 7)「みなに迷惑をおかけた」という発想の誤り

 8)日本政府の出すスポット情報の価値

 9)「海外渡航の自由」は何故憲法で保証されないといけないのか

 10)政府の退避勧告を無視して人質になった人たちが成し遂げたこと

 11)中東におけるブッシュ政権の信用の失墜

 12)小泉首相の自衛隊派遣とは何だったか

 13)対テロ戦争で無力な国家のハードパワー、力のある市民のソフトパワー

 

文献一覧

【文献7】小池洋次「政策形成の日米比較─官民の人材交流をどう進めるか」中公新書(1999);1.5., 1.7., 1.9., 1.10., 7.5., 7.7., 7.9.

【文献9】秦(はだ)由実子「変わりゆくイギリスの大学」学文社(2001);1.5., 1.10., 1.11., 7.4.

【文献18】木原誠二「英国大蔵省から見た日本」文芸春秋(2001);1.10., 1.11.,7.5., 7.7.

【文献20】ハロラン芙美子『アメリカ精神の源「神のもとにある国」』中公新書(1998);1.10., 7.11.

【文献21】James A. Smith, THE IDEA BROKERS─THINK TANKS AND THE RISE OF THE NEW POLICY ELITE, The Free Press, 1991, ジェームズ・A・スミス「アメリカのシンクタンク─大統領と政策エリートの世界」(長谷川文雄、石田肇、ボストン・フューチャー・グループ訳)ダイヤモンド社(1994);1.10., 7.5.

【文献22】Max Weber, Die protestantische Ethik und der 》Geist《des Kapitalismus, Gesammelte Aufsatze zur Religionssozioligie, Bd.1, 1920, SS.17-206、マックス・ヴェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」(大塚久雄訳)岩波書店(1989);1.10., 7.6.

【文献27】Paul Johnson, A History of the American People, HarperCollins Publishers, Inc. (1997)、ポール・ジョンソン「アメリカ人の歴史」(I、II、III)(別宮貞徳、べっく さだのり、訳)共同通信社(2001);6.3., 6.4., 6.5., 6.6., 6.7., 6.9., 7.2., 7.3., 7.6., 7.11.

【文献28】Paul Johnson, A History of Christianity, The Orion Publishing Group Ltd. (1976)、ポール・ジョンソン「キリスト教の2000年」(上、下)(別宮貞徳、べっく さだのり、訳)共同通信社(1999);6.8., 6.9., 6.10., 7.2., 7.6., 7.11.

【文献31】Samuel Coleman, Japanese Science-From the Inside、サミュエル・コールマン「検証 なぜ日本の科学者は報われないのか」(岩舘葉子 訳)文一総合出版(2002);7.3., 7.5., 7.9.

【文献32】三谷 博「ペリー来航」吉川弘文館(2003);7.3., 7.8.

【文献33】中村修二「怒りのブレイクスルー」集英社(2001);7.4.

【文献34】Simon Singh, The Code Book, The Science of Secrecy from Ancient Egypt to Quantum Cryptography、サイモン・シン「暗号解読、ロゼッタストーンから量子暗号まで」(青木薫 訳)新潮社(2001);4.3., 7.4.

【文献35】Simon Singh, Fermat's Last Theorem, The story of a riddle that confounded the world's greatest minds for 358 years、サイモン・シン「フェルマーの最終定理、ピタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで」(青木薫 訳)新潮社(2000);7.4.

【文献36】Alice Wexler, Mapping Fate, A Memoir of Family, Risk, and Genetic Research、アリス・ウェクスラー「ウェクスラー家の選択、遺伝子診断と向き合った家族」(武藤香織、額賀淑郎 訳)新潮社(2003);7.5.

【文献37】Donna Williams, Nobody Nowhere、ドナ・ウィリアムズ「自閉症だったわたしへ」(河野万里子 訳)新潮文庫(2000);7.4.

【文献38】Max Weber, Wissenschaft als beruf、マックス・ウェーバー「職業としての学問」(尾高邦雄 訳)岩波文庫(1936);7.6., 10.7.

【文献39】吉野源三郎「君たちはどう生きるか」新潮社(1937);復刊、岩波文庫(1982);7.6.

【文献40】Albert Camus,“Noces”“Le Mythe de Sisyphe”(Gallimard)「結婚・シジフォスの神話」カミュ著作集5(窪田啓作、矢内原伊柞 訳)新潮社(1957);7.6.

【文献41】松田道雄「君たちの天分を生かそう」筑摩書房(1962);7.6.

【文献42】内山 節(たかし)「哲学の冒険」毎日新聞社(1985);7.6.

【文献43】寺島実郎「脅威のアメリカ 希望のアメリカ」岩波書店(2003);7.8.

【文献44】養老孟司「バカの壁」新潮新書(2003);7.10.

【文献45】Angus Armitage, Sun stand thou still (1947)、A.アーミティジ「太陽よ、汝は動かず─コペルニクスの世界─」(奥住喜重 訳)岩波新書(1962);4.3., 7.10.

【文献46】F. M. Cornford, Before and After Socrates (Cambridge, 1932)、F.M.コーンフォード「ソクラテス以前以後」(山田道夫 訳)岩波文庫(1995);7.10.

【文献47】大貫 隆「イエスという経験」岩波書店(2003);7.11

 

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