大会ミニシンポジウムのご案内


1.テーマ

     「山口県萩市における地域資源の有効利用と道の駅萩しーまーと」
     (ミニ・シンポジウム全体の要旨)


2.目的

 山口県萩市では、2001年8月に水産物地域流通の拠点となる道の駅萩しーまーとが開設された。同年4月の旧萩市、旧阿武町、旧須佐町、旧田万川町の 14漁協を対象とした市場統合に伴い新設された萩地方卸売市場に隣接し、萩市民を主対象とした地産地消の実践店舗かつ交流センターとして展開している。萩 しーまーとの開設を含む萩市の水産振興の基本的な考え方は、水産資源に限らない萩市で培われてきた人的資源や観光資源などの地域資源の活用と萩市民に支持 される水産業である。
 本ミニシンポジウムでは、山口県萩市の萩しーまーとを核とした水産振興について、その現状と取り組み内容を明らかにしたうえで、第一に地域の視点に立った水産振興の考え方とその実践方法、地域への波及効果について検討するとともに、第二にグローバリゼーション進展下における産地再編の課題と解決のための 方策を明らかにすることを目的とする。

3.構成

 コーディネーター 三木奈都子・三輪千年(水産大学校)

 第1報告:板倉信明(水産大学校)
       「萩市漁業の特質」
 第2報告:貞光一成(萩市水産部)
       「萩市の水産振興策と行政支援のあり方について」
 第3報告:中澤さかな(道の駅「萩しーまーと」)
       「萩市における道の駅の役割とその戦略」
 第4報告:甫喜本憲(水産大学校)
       「萩市の産地市場再編と萩しーまーとの関係」

 コメント:副島久実(水産大学校)
      産地再編の視点から萩市の事例を評価する。

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