ただいま読書中(近況一言報告)
2001年02月
3月分
- このページを運営しているMacintosh LC475(hiko475.ias.hiroshima-u.ac.jp)が、かなりやばそうな状況です。
アクセスできなくなった時は、こちらを御覧下さい。
2001.02.23
- 『三河物語』(安彦良和)、『言語が生まれるとき・死ぬとき』(町田健)購入。
2001.02.22
- 修論発表会。12題の発表があり、うち4題について座長をした。質問が少なかったときのためにあらかじめ1題につき3つ4つ質問を考えておいたのだが、討論は活発だったので無理に質問をひねり出す必要もなくて良かった。質問したいと思っていたことで訊けなかったこともいろいろあったのだが、それはまあ仕方ない。
2001.02.21
- 春の陽気。
- 明日の修論発表会で座長をしないといけないので予習をする。
2001.02.20
- 実験の合間に、ファイルメーカープロで遺伝子配列データを処理するための道具を作る。DDBJから取ってきたデータを加工してFASTAフォーマットで出力したりするためのもの。
2001.02.19
- 『六番目の小夜子』(恩田陸)を読んだ。「学校」というのは考えてみればずいぶん特殊な場所だと思うけど、その特殊性をうまく使って、良質のホラーに仕立て上げている。とくに『六番目の小夜子』上演(?)のシーンは圧巻ですね。生徒たちの緊張感が伝わってくる。テレビドラマを先に観ていたので登場人物やストーリーの違いに少しとまどったが、なかなか面白かった。
2001.02.18
- 『黒い仏』(殊能将之)を読んだ。世間では絶賛から否定までいろいろあるみたいだけど、僕はそこそこ楽しめた。ただ僕の場合、あらかじめある程度の予備知識(最後に驚かされるよ、という)があったから我慢して最後まで読めたのだけど、それなしで、つまりミステリを期待している読者をミステリとしての面白さだけで引っ張っていくには、ミステリ的な「謎」の魅力があまりに弱すぎると思う。殺人事件にしろ、探偵の宝探しにしろ、ミステリとしては全然つまらないよね。そこがちゃんと面白ければ、あのネタももっと生きてきたと思うので、そこが残念だ。
- デオデオでDVDを買った。『ウルトラマン』の9巻と、前から買おうと思っていた『ナビィの恋』の2本。『ウルトラマン』の方は、スカイドン、シーボーズ、メフィラス星人なんかが入っている巻。スカイドン(空の贈り物)とシーボーズ(怪獣墓場)は『ウルトラマン』の中でもかなり好きな話だ。
2001.02.17
- 夜、Tジョイに『アンブレイカブル』を観に行った。内容には満足。いまの時代、アメコミの不死身のヒーローもここまで屈折するということですか。ダイ・ハードのブルース・ウィリスがそれを演じるというのも、また面白い。以下ネタばれになるかもしれないので部分的にフォント色を変える。
ラストにサプライズがあるという話は聞いていたので注意して観ていたのだが、あの結末は予想外で、楽しめた。『シックスセンス』ほどではなかったにしろ、十分に意外性があった。『シックスセンス』の時もそうだったのだけど、超常現象が現実にあるのか無いのかという興味で引っ張ってこられると、僕としてはそれに対する合理的で腑に落ちる説明があることを期待して観てしまうんだよね。それを、そういう観方とは全くずれたところで意外な落とし方をされたので、すっかりやられてしまった。ラスト近く、イライジャがデヴィッドと握手をするために手を差し出して「ようやく握手ができるな」と言うシーンは、「うわあ、そう来るか」と思って、ほんとに背中に冷たいものが走った。それと、最後にデヴィッドが自らの手で「悪」を倒すのではなく、「警察への通報」によって解決したというテロップが流れるのも、皮肉が効いていて面白いと思った。イライジャの望んでいた「ヒーローと悪役」という対の誕生、しかしその蜜月は実現した途端、現実の介入によって一瞬で崩れさる。イライジャに残されたのは「精神異常」のレッテルだけだ。それでも彼は夢を実現して幸福だったのだろうか? 自分の存在の意義を見いだしたのだろうか? なんてことを考えた。
2001.02.16
- 『Z-KAN』は休刊ですか。大学生協では平積みになっていたが、どのくらい売れていたのかな?
2001.02.15
- 『現代思想』の増刊『システム』と、『20世紀SF』の3巻(1960年代)を購入。
2001.02.14
- 同居人からもらった、カエルのチョコレート。

箱には"Bufo marinus"と書いてあります。オオヒキガエル。

2001.02.13
- Amazon.co.jpに注文していた"Genomic Regulatory System -- Development and Evolution --" (E.H. Davidson)が届いた。
- 卒論発表会。どうなることかと思っていたが、一応無事に終わって一安心。
- bk1の書評はブルーバックスの『記憶力を強くする』。非常に分かりやすく書かれているし、「記憶力を増強する物質」K90の話など、内容も面白い。脳や記憶について良く知っている人には物足りないと思うが、一般書としてはよくできていると思う。それはともかく、著者の紹介のところに、「東大薬学部を首席で卒業」みたいなことが書いてあって、おかしかった。いまでも「首席」なんていうものがあるのですね。どの大学でもあるものなんでしょうか? 自分には全く縁のない話なので、ぜんぜん知らないのだけど。
2001.02.12
- 今日も卒論発表練習会。
- Cibo Mattoってぜんぜん聴いたことなかったのだけど、すごく良いですね。僕は音楽に関してはこまめに情報を集めたりとかいうことは全然しなくて、断片的な情報をもとに行き当りばったり聴いているだけなので、こういう良いものをすっぽり取り落としているんだよね。そういうのがたくさんあるんだろうなと思うともったいない気がする。かといって音楽にはこれ以上金も労力も時間もかけられないんだけど。
2001.02.11
- 「仮面ライダーアギト」。謎の輪郭が少し見えてきた感じで、なかなか面白そう。
- 同居人が広島市内に用があるというので同行して、広島市内で買い物。
CD『ステレオタイプA』(Cibo Matto)、『HUSH BELL』(noodles)、『Undertone』(サヨコ)、『ナイアガラトライアングルvol.2』(佐野元春、杉真理、大滝詠一)購入。
DVD『シザーハンズ 特別偏』購入。
本屋では『黒い仏』(殊能将之)、『二十世紀』(橋本治)、『銀座八丁目探偵社 本好きにささげるこだわり調査録』(北尾トロ)、『アジア食堂』(春山みどり)、『ある朝セカイは死んでいた』(切通理作)、『ウルトラマン対仮面ライダー』(池田憲章、高橋信之)、『VERSION』上・下(坂口尚)、『ジョジョの奇妙な冒険 ストーン・オーシャン』5(荒木飛呂彦)、『屈折リーベ』(西川魯介)、『コミック・ファン』11号を購入。
- 同居人とともに西条に戻って、Tジョイ(シネコン)で『クリムゾン・リバー』を観る。Tジョイは相変わらず客が少ないなあ大丈夫なのかというのはともかく、『クリムゾン・リバー』は、同居人いわく「何を鑑賞すれば良いのか分からなかった」とのことで、確かにさんざん伏線かなと思わせる思わせぶりがあった割には、結末がアレではちょっと(かなり)気が抜けるし、アクションシーンはとってつけたような感じだし、大学の謎も「うむむ…」という感じだし。何を観れば良いのかといえば…、ジャン・レノ?
2001.02.10
- グイン・サーガ『疑惑の月蝕』(栗本薫)、『新宇宙戦艦ヤマト』1(松本零士)、『NG』3(山田玲司)購入。
- 「ぐいんさーが」→「グイン・サーガ」って一発で変換されてびっくりした。こんなの登録した記憶ないんだけど? WXGの辞書にもともと入っているの?
2001.02.09
- 『創』3月号「新聞社の徹底研究」購入。
- 3月に退官されるS先生の最終講義を聴く。
- 研究室では13日に迫った卒論発表の練習会。
2001.02.08
- 小谷野敦『バカのための読書術』を読む。「読んではいけない本ブックガイド」というところで、『薔薇の名前』(世界的記号学者が小説を書いた、それだけ)、『黒死館殺人事件』(西洋コンプレックスに囚われた日本人が感心しているだけ)、『ドグラ・マグラ』(この程度のことを言うのに、長すぎる)、『虚無への供物』(だから何なんだ)、というコメントがあって、笑った。他にもいろいろ笑えるところはあって、暇つぶしに読むには面白かった。「読書術」として役に立つかというと…、まあ「難しい本は読まなくても良いんだ」と自分を納得させる役には立つかも。
ただ終章「『意見』によって『事実』を曲げてはならない」という章で、「美人は男に可愛がられるからから得だ」という命題を「事実」の例として挙げているのだけど、こんなのは「事実」でも何でもないよね。だいたい「得」というのがどういうことかもはっきりしていないし、美人がみんな男に可愛がられるわけでもないだろうし、男に可愛がられることを「得」だと考える女ばかりでもないだろうし。この部分、あまりに杜撰な議論なので何かの引っ掛けなのかな? とも思ったのだけど、そうも読めないし、何か変な感じだ。
2001.02.07
- ファイルメーカーProを使って、ホモロジー検索の結果をデータベース化しようとしている。この手のデータベースソフトって今まであまり使うことはなかったのだけど、使ってみるとけっこういろんなことができて便利だ。しかし、そのデータを使ってホモロジープロットを行うというような肝心の作業はやはり人の手でやらないといけないので、結構な力仕事になる。そこまで自動化できれば良いのだけど、それをやろうと思ったらプログラミングの勉強がかなり必要になるし、なかなか手が出せない。今のところは高々200くらいのデータを処理すれば良いので、手でやった方が速いし。しかし将来カエルゲノムプロジェクトが進展したときの事を考えると、今のうちからプログラミングの勉強はしておいた方が良いんだろうなあ…。
2001.02.06
- ずっと寝ていたおかげでどうにか回復。まだ少し腹が重いが。
- 同居人が図書館から借りてきた『フェミの嫌われ方』(北原みのり)を読んだ。買おうと思っていたのに本屋で見かけないので忘れていた本。著者は『はちみつバイブレーション』の人ですね。フェミニズム本の中では圧倒的に読みやすい部類に入る本だと思う。北原みのりには『男はときどきいればいい』という本もあるらしい。これも読んでみようか。
2001.02.05
- 土曜日に食った牡蛎に当たってしまったらしく、気分が悪い。昼まで仕事をしたが、どうにも仕事にならないので帰宅して寝る。
2001.02.04
- 「仮面ライダーアギト」。G3弱すぎ。
- 『From DNA to Diversity』(Sean B. Caroll, Jeniffer K. Greiner, Scot D. Weatherbee)がアマゾンから届く。エボデボ本。
- 広島市内に映画でも観に行こうかと思っていたのだけど、何かおっくうになってしまって、結局、一日中パソコンのセットアップなどをしていた。おかげで、一応、快適に使える環境は整った。PowerMac7500/100なら、僕が家で使う分には十分な性能だ。
2001.02.03
- 『ネコとタケ 手なずけた自然にひそむ野生』(小方宗次、柴田昌三)、『Marieの奏でる音楽』上(古屋兎丸)、『海鶴』3(森秀樹)、『いばら姫のおやつ』(石田敦子)購入。『海鶴』は何か中途半端な終わり方だなあ。『墨攻』のラストもこんなんじゃなかった?
2001.02.02
2001.02.01
- 『アンネ・フリークス』1(小手川ゆあ)、『20世紀少年』4(浦沢直樹)購入。
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