山本秀先生のご逝去を悼む

文 野村幸治/のむら・こうじ
学校教育学部音楽教室 

 名誉教授山本秀先生が去る10月5日、83歳で逝去されました。先生は昭和11年東京音楽学校甲種師範科を修了され、その後教師として群馬県前橋市高等家政女学校、広島県師範学校、昭和26年より広島大学教育学部東雲分校に奉職されました。以後昭和51年停年退官されるまで教育及び研究に従事され、現在の学校教育学部音楽教室の基礎固めをすすめてくださいました。
 先生のご専門は音楽科教育で、その主な業績は、教科書ならびに教員養成大学学生のためのピアノ教本の編集や、「音痴」児童の歌唱力を高める適切な指導法の研究論文があります。一方百曲近い校歌や、広島の歌として有名な「平和の歌」の作曲、オペラ講演、合唱指揮でも活躍されました。
 ご退官後は、広島文教女子大学でも教きょう鞭べんをとられ永く我々後進に範を示してくださいました。もうあの飛行機操縦の楽しいお話を聞くこともできません。
 先生のご冥福を心からお祈りいたします。


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