研究の目的
本研究の目的は、情報プレースメントテストで得られる数千人分のデータから大学新入生の持つ一般情報教育の知識空間を解明することである。知識空間を把握することで多くの学生に有用な学習コンテンツを、また各学生の状態変化を追うことで個々に合わせた学習コンテンツを提供することが可能になる。情報プレースメントテストの開発と実施、知識空間の構築と探索、学習コンテンツ開発の3つの領域で連携して研究を進め、研究成果を融合することで、自学自習できるeラーニングシステムの構築までを目指す。なお、本研究で得られるテスト結果の中で許諾の得られたデータと分析プログラムは、合わせて公開することを計画している。
情報プレースメントテストの実施
- 実施期間1:2018年4月〜7月(本研究の準備のために利用)
- 実施期間2:2020年4月〜6月
情報プレースメントテストの分析
分析プログラム
準備中
学会発表等
- "GEBOK2017と一般情報教育の展開"、
稲垣知宏、シンポジウム「これからの大学の情報教育」、福岡国際会議場、2019年12月14日 - "情報倫理教育の2軸フレームワーク評価法"、
村上祐子、稲垣知宏、大学ICT推進協議会2019年度年次大会、福岡国際会議場 、 2019年12月12日 - "大学での一般情報教育はどう変わるのか"、
稲垣知宏、第4回関西教育ICT展 セミナー「これからの情報教育について考える」、インテックス大阪 、 2019年8月2日
関連論文等
- "情報分野における高大接続のためのプレースメントテストの実施と評価、
河村一樹、東京国際大学論叢、第4号、2019年3月
一般情報教育の知識体系(GEBOK)
一般情報教育に関するカリキュラム標準を検討するための基礎として策定された知識体系。一般情報教育を構成するエリア毎に教育目標、ユニット、トピックスと学習目標が列挙されている。
お問い合わせ先
稲垣知宏(Tomohiro Inagaki)inagaki@hiroshima-u.ac.jp