2004 年度 粒子物理学 A
(担当:志垣賢太)
(作成日 2004 年 10 月 9 日、最終更新日 2005 年 9 月 16 日)
はじめに
「粒子物理学 A」は広島大学理学部開講の専門的教育科目です。
主として物理科学科 3 年生を対象に、
原子核物理学の基礎と
クォーク多体系としての原子核研究の初歩的概念を学びます。
2004 年度後期は火曜日 7-8 時限に理学部 E104 講義室で開講します。
期末試験情報
期末試験は以下の要領で実施します。
- 日時
- 2005 年 2 月 8 日(火) 15:00 - 16:30
- 場所
- 理学部 E104 講義室
- 持込可
- 電卓
- 持込不可
- 講義資料、参考書、ノートなど
- 予告問題
(数問ある小問のうちの一つに予定、詳細は変更の可能性あり)
- 運動量 1 GeV/c 程度の陽子、π+、e+ に対して、
粒子識別と運動量測定(精度 1 % 程度)を行なう検出器系を概略設計し、
使用する検出器の種類、配置、役割などを含めて簡単に説明せよ。
講義範囲
- 自然の階層構造
- 自然単位系
- 素粒子と相互作用
- 原子核の構造と性質
- 核構造模型
- 核崩壊
- 弱い相互作用の特徴的性質
- 核分裂と核融合
- 元素合成
- 極初期宇宙状態
- クォークの閉込と解放
- クォーク物質
- クォークとハドロン
- 放射線と物質の相互作用
- 粒子検出器
- 粒子加速器
講義資料(公開終了)
- 各回の内容
- 第 1 回 (2004 年 10 月 05 日) 物質の階層構造、素粒子、相互作用
- 第 2 回 (2004 年 10 月 12 日) 原子核の構造と性質
- 第 3 回 (2004 年 10 月 19 日) 原子核構造の主な模型
- 第 4 回 (2004 年 10 月 26 日) 原子核の崩壊
- 第 5 回 (2004 年 11 月 09 日) 弱い相互作用とニュートリノ
- 第 6 回 (2004 年 11 月 16 日) 核分裂と核融合
- 第 7 回 (2004 年 11 月 30 日) 元素合成
- 第 8 回 (2004 年 12 月 14 日) クォークの閉込と解放
- 第 9 回 (2004 年 12 月 21 日) クォーク物質の探索と性質探求
- 第 10 回 (2005 年 01 月 11 日) 放射線と物質の相互作用
- 第 11 回 (2005 年 01 月 18 日) 粒子検出器
- 第 12 回 (2005 年 02 月 01 日) 粒子加速器
推奨参考書
- 原子核物理学 永江知文・永宮正治共著(裳華房)
- 原子核物理入門 鷲見義雄著(裳華房)
連絡先
- 志垣賢太
(shigaki@hiroshima-u.ac.jp)
C209 号室、内線 7377
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2004 年度 粒子物理学 A (担当:志垣賢太) -
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