2020 年度 原子核素粒子物理学
(担当:志垣賢太)
(作成日 2020 年 10 月 1 日、最終更新日 2021 年 10 月 4 日)
はじめに
「原子核素粒子物理学」 は広島大学理学部開講の専門的教育科目です。
主として物理学科 3 年生を対象に、
(1) 極微世界と極初期宇宙を支配する物理学の基礎を学び、
(2) 核子、原子核などの構造と性質を理解し、
(3) クォーク多体系としての原子核研究の初歩的概念を学びます。
2020 年度後期は水曜日 7-8 時限 (14:35 - 16:05) に
理学部 E104 講義室で開講します。
併せて当面はコロナ禍対応として Teams で同時配信します。
お知らせ
(2021 年 1 月 18 日)
2021 年 1 月 20 日(水)および 1 月 27 日(水)は、
感染症拡大防止に関する広島大学の方針に従い、
対面講義は行わず Teams によるリアルタイム・オンライン講義とします。
(2020 年 12 月 25 日)
2021 年 1 月 6 日(水)は、感染症拡大防止に関する広島大学の方針に従い、
対面講義は行わず Teams によるリアルタイム・オンライン講義とします。
講義範囲
- 自然の階層構造
- 素粒子と相互作用
- 自然単位系
- 原子核の構造と性質
- 核構造模型
- 核崩壊
- 弱い相互作用の特徴的性質
- 核分裂と核融合
- 元素合成
- 放射線と物質の相互作用
- 粒子検出器
- 粒子加速器
- 極初期宇宙状態
- クォークの閉込と解放
- クォーク物質
- カイラル対称性の自発的破れ
- 物質質量の起源
講義資料(公開終了)
広島大学内限定で講義資料 (図を除いた pdf) を事前に公開します。
自宅などの学外ネットワークからは
メディアセンターの VPN などを利用してください。
印刷した資料の講義への持参を推奨します。
講義資料の受講者以外への再配布は禁止します。
不測の流出の場合には公開を打切る可能性があります。
- 各回の内容
- 第 01 回 (2020 年 10 月 07 日)
自然界の階層構造と現代物理学
- 第 02 回 (2020 年 10 月 14 日)
素粒子と相互作用
- 第 03 回 (2020 年 10 月 21 日)
原子核の構造と性質
- 第 04 回 (2020 年 10 月 28 日)
原子核構造の主な模型
- 第 05 回 (2020 年 11 月 04 日)
原子核の崩壊
- 第 06 回 (2020 年 11 月 11 日)
弱い相互作用とニュートリノ
- 第 07 回 (2020 年 11 月 18 日)
核分裂と核融合
- 第 08 回 (2020 年 11 月 25 日)
元素合成
- 第 09 回 (2020 年 12 月 02 日)
放射線と物質の相互作用
- 第 10 回 (2020 年 12 月 09 日)
粒子検出器
- 第 11 回 (2020 年 12 月 16 日)
粒子加速器
- 第 12 回 (2020 年 12 月 23 日)
エキゾチックハドロン(山口頼人先生)
- 第 13 回 (2021 年 01 月 06 日)
クォークの閉込と解放
- 第 14 回 (2021 年 01 月 20 日)
クォーク物質の探索と性質探求
- 第 15 回 (2021 年 01 月 27 日)
カイラル対称性の自発的破れ
推奨参考書
- 原子核物理学 永江知文・永宮正治共著 (裳華房)
- 原子核物理入門 鷲見義雄著 (裳華房)
- 素粒子・原子核物理入門 B.ポッフ 他著 (シュプリンガー)
連絡先
- 志垣賢太
(e-mail: shigaki@hiroshima-u.ac.jp、
twitter: @shigakik)
理 C209 号室、内線 7377
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