食料生産管理学(地域社会とコモンズ)

 このページは,食料生産管理学(地域社会とコモンズ)の講義内容の一部を掲載しています。現在はこの内容での講義を行っていませんが、大切な課題だと思っています。内容は2部構成となっています。1部は,地域資源の利用と管理に関わってコモンズの議論を取入れています。サブ・テキストとして,井上真編著「コモンズの社会学」の一部を使っております。日本のコモンズ利用をめぐるさまざまな動きを紹介しています。2部は,タイや東南アジアの水産食料資源開発の動向,資源管理をめぐる今後の課題や論点を主な内容として扱っています。

地域食料資源の持続的な利用と管理をめざして:地域社会とコモンズ

はじめに (pdf)
I部 地域食料資源の利用と管理をめぐる新しい動き:
  1. 「コモンズの悲劇」から「コモンズのドラマ」へ
    「コモンズのドラマ」への着目 (pdf)
    コモンズの定義と性質 (pdf)
    「コモンズの悲劇」を分析する (pdf) 
  2. 日本のコモンズ
    日本のコモンズ:山編 (pdf)
    日本のコモンズ:海編(1) 海編(2)
          (参考) 「責任ある漁業」と漁村の多面的機能
  3. 伝統的生態学的知識を再評価する

II部 開発途上国における住民参加型地域資源管理への挑戦:
     東南アジアにおける漁村開発の経験を踏まえて
  1. 東南アジアの海で今何がおきているか?
        ―グローバル・エコノミーと地域資源をめぐる問題―
  2. 伝統的資源利用システムの再評価
  3. 伝統的資源管理:フォーマル化に向けて
  4. 地方分権化の効果
  5. Community-based Resource Managementの発展
  6. Community-Based Approachの実践:チュンポンの事例
  7. 資源利用に関わる秩序をどうつくるか?
まとめ


山尾研究室(食料環境経済学)