広島県物理教育研究推進会 会長 西川恭治
子供達の理科離れ、学力低下が取沙汰されている中,学校の理科の先生方は、理科の授業時間の縮小や、多方面の業務による忙しさを克服しながら、子供達に理科への興味を持たせ、科学少年を育成することを目指して、教育の現場で様々な工夫を凝らしています。しかし、折角生徒が興味をもってくれる実験をしてみても、思うように学力が伴ってこない、あるいは高学年に進むに連れてまた理科嫌いになる、といった悩みを感じている人が多いようです。一方、大学の物理系の先生方の間では、最近の学生は基礎・基本が分かっていない、科学的に物を考えて理解しようという意欲に欠ける、といった不満が出ています。そこで、本年の物理教育研究会では、NHKの「やってみよう、何でも実験」などで著名な、サイエンスプロデューサーの米村傳次郎先生を招いて、広島市こども文化科学館との共催で、小学校から大学までの物理系理科教育の先生方、理科教育に関心のある一般の方を一同に会して、元気を出して子供達の楽しい理科教育に向けた努力・工夫への道を探ろうということにしました。研究会は、前半は「実験を授業にどう生かすか」をテーマに現場の先生方の教育の実践例を交流しあって討論会を行い、後半に米村傳次郎先生に演示実験による楽しい科学ショーを行っていただきます。
主催:広島県物理教育研究推進会(HiPERフォーラム)
共催:広島市こども文化科学館
日時:2003 年 2 月 23 日(日)13:00-16:45 場所:広島市こども文化科学館 アポロホール
広島市中区基町5-83 (TEL: 082-222-5346) (広電原爆ドーム前駅から約300m)
12:30〜 受付
13:00〜13:10 開会の挨拶
13:10〜14:30 討論会「実験を授業でどう活かすか」
話題提供 原田耕造(熊野第一小学校)
岡本英治(安田女子中学校)
池永 寛(美鈴が丘高校)
原田正治(広島文教女子大学)
14:30〜15:00 サイエンスショー準備
15:00〜16:40 米村傳次郎氏によるサイエンスショー
16:40〜16:45 閉会の挨拶
*米村傳次郎さんは,東京都立高校教諭を経て,現在サイエンスプロデューサーとしてご活躍されています。NHK
教育テレビ「やってみよう・何でも実験」などで実験名人として全国的に有名です。『大人が遊ぶサイエンス− NHK 趣味悠々』 (NHK
出版),『親子で遊ぶ科学手品 100』 (高橋書店),『おもしろ理科実験集 1・2』(シーエムシー) など著書多数。
米村でんじろうサイエンスプロダクション:http://www.denjiro.co.jp/
記録ビデオの貸し出しを開始します。このビデオには米村でんじろうさんのサイエンスショーを含む研究会の一部始終がふくまれます。
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