ここでいう、HTML教材とか、HTML教科書というのは、HTMLによってマークアップされて作成された教材や教科書のことを指しています。
HTML viewerは1999年に開催された感覚代行シンポジウムにて発表したツールです。開発者は氏間和仁です。
HTMLViewer2.10発表!!(2009/10/09)
imgエレメントのid="r"でマークされた画像を反転したり拡大したりする機能を備えました。IEはじめ、filter: invert()に対応したユーザエイジェントに限ります。
ここは、HTML教材とHTMLビューアについて掲載したページです。
とりあえず、sを押してみてください。
例えば弱視者の使いやすいHTML文書表示ツールの試作
A viewer of HTML contents for the low-vision
第25回感覚代行シンポジウム(1999)発表原稿で示していますように、HTMLで作成された文章の表示を視知覚特性に応じて設定できますので、HTMLで作成された教科書や教材の表示に組み込むことで、個々人の視知覚特性に応じた表示及び印刷を可能にします。
HTMLviewerはJavaScriptで記述されていて、個人情報はブラウザソフト等のユーザエイジェントが起動しているコンピュータのCookieに保存されますので、表示設定の個人情報が外部へもれません。また、同じコンテンツをいくつかのコンピュータで表示した際も、それぞれのユーザエイジェントで起動するプログラムで表示を設定するために、一人ひとりの視知覚特性に応じた表示を同時に行うことができます。一人ひとりの表示設定を別個に行うことはかなり大変ですが、本ソフトウェアを利用することで、それが可能になります。またHTMLviewerはレイアウトデータを9桁の数字として記憶します。そのため、Aさん用のレイアウトデータ、Bさん用のレイアウトデータといった具合にして指導者が把握しておくことで、レイアウトデータ入力画面で9桁の数値を入力することで、すぐに表示設定を再現することができます。
HTMLviewerは、上で示した静的なコンテンツ以外にも、漢字字学習ソフト(UJI Lab.提供)のような動的な教材でも応用可能です。とにかく、HTMLで作成されたコンテンツであれば概ね応用可能です。
HTMLviewerは、JavaScritpで作成しているため、サーバサイドで必要となるphpやcgiのような技術を要しません。したがって、クライアント・サーバシステムでももちろん利用できますが、そのコンテンツをCDなどに保存して、Stand-aloneで利用することも可能です。
HTMLviewerが稼働しているページ(ステータスバーにHTMLviewerと表示されているページ)であれば、どのページからでもスペースキーを押すと表示設定へ、Pを押すとレイアウトデータ入力ページへ移動できます。また、動作がおかしくなった場合の管理用ページや、印刷物と画面表示の文字サイズを揃えるcalibrationページも備えています。