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カタリエヌモノ

** 2008.04の カタリエヌモノ **

 ++ 08.04.01 (tue) ++ 



皆様,ご無沙汰しておりました。

本日から下関にある「梅光学院大学子ども学部」で講師として働くことになりました。

ということで,「新装開店」です。

このページのタイトルを変えました。

でも,中身はほぼ一緒です(笑)。

 ++ 08.04.02 (wed) ++ 



昨年度までは,このページに載せる写真はPalm Zire71というPDAの30万画素のカメラで撮ったものを中心にしていました。

しかし,さすがに最近はZire71で写真を撮ることも減ってきましたので,年度も替わったのでやめることにいたしました。

かといって,このような小さなサイズでの掲載ですので画質云々はあまり関係ありません。

なので,今後はどのカメラで撮ったかは,特に必要がない限り掲載しないことにします。

 ++ 08.04.03 (thu) ++ 



正式に研究室を持つことになりましたので,「言語心理学研究室(非公認)」というのはやめることにしました。

記念に,これまでの紹介文を残しておくことにします。

言語心理学研究室(非公認)のご紹介

藤木大介(広島大学大学院教育学研究科助教)の研究室です。

ただし,非公認の研究室であり,いかなる後ろ盾もありません。
藤木が勝手に看板を掲げているだけです。
そのため,学生の募集等は行っておりません。

共同研究のご提案や,研究協力依頼等は随時受け付けております。
また,アルバイトとして実験の準備や実施,データ集計等の補助をしていただける学生さんも募集中です。

詳しくはE-mailにてお問い合わせ下さい。

 ++ 08.04.04 (fri) ++ 



週末,SleepTalker氏が来福されます。
(私は福岡県民になりました。)

ということで,週末の更新はお休みいたします。

 ++ 08.04.07 (mon) ++ 



広大時代の研究室は8階建ての8階にありました。
今度の研究室は5階建ての5階になりました。

やっぱり,最上階は何となく良いですね。

ただし,今回私が最上階になった理由は単純なものです。

エレベーターがないので,若手が上の階らしいです(笑)。

 ++ 08.04.08 (tue) ++ 



研究室の引っ越しでは,30(縦)×35(横)×35(高さ)のサイズの段ボールで80箱分の荷物を移動しました。(*1)

中身はほとんど本です。

しかし,新しい研究室には本棚が2つしかありませんでした。

段ボールを半分くらい開けたところで収納する場所がなくなってしまいました(涙)。

−−−−−−−−
(*1)引っ越し業者の方はこれを2人で5階まで階段で運んでくださいました。(感謝感激!!)

 ++ 08.04.09 (wed) ++ 



大学には,平日は10時前,土曜日は5時前までしかいられません。

日曜日は安息日だそうです。
(キリスト教系の大学なので。)

クソ忙しいのに,いつ仕事すれば良いのですか?

 ++ 08.04.10 (thu) ++ 



明日より2日間,新入生のオリエンテーションキャンプです。

そして,日曜日は「安息日」です。

ということで,次回更新は14日(月)です。

 ++ 08.04.14 (mon) ++ 



異動に伴い,研究費がだいぶ減りました。

広大では教育研究目的であれば年間60万円使えました。
梅大では旅費18万円(内,資料収集目的9万円)のみです。

当然,物品(PC,プリンタ等)は買えません。
学会の年会費や大会参加費等も自腹です。
教育研究に必要な消耗品(文具やプリンタのトナー等)さえ買えません。

竹槍で戦ってる感じです。

科研(*1)でも当てないと干上がってしまいます。

−−−−−−−−
(*1)科学研究費補助金。公募により採用されれば文部科学省からいただける研究費。

 ++ 08.04.15 (tue) ++ 



日本認知科学会の機関誌「認知科学」の編集委員を務めさせていただくことになりました。

私のような経験の浅い者がこのような大役を仰せつかるとは思ってもいませんでした。

しかし,若い分,私が研究者として成長する過程で諸先生方が施してくださったご指導をまだ鮮明に覚えています。
私に出来ることは,この記憶をうまく生かして良質な論文を1本でも多く世に出すことだと思います。

精一杯働かせていただこうと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。

−−−−−−−−
I was appointed an editor of the journal "Cognitive Study" of Japanese Cognitive Science Society.
This task is important, and it is an unexpected offer for me because I don't have much experience.

However, because I'm a youngster, I clearly remember the instructions which my professors, and the senior researchers gave me in order to become a full-fledged researcher.
So, what I can do is take advantage of this experience to edit many papers to become better ones.

I'll work hard, and look forward to your further guidance and encouragement.

 ++ 08.04.16 (wed) ++ 



学術誌の編集委員という仕事は,研究という作業における一種のコーディネーターだと言えます。
論文を俯瞰的な視点で眺める必要があります。

こういうコーディネート能力も研究者に必要なものだと思います。
また,研究能力がなければコーディネートも出来ないと思います。

編集委員の仕事を通して自分の研究者としてのスキルも磨ければと考えています。

−−−−−−−−
Editors of academic journals are kind of research coordinators.
They have to overview the papers objectively.

The ability for the coordination is an essential skill for researchers.
In addition, researchers can't coordinate resarch without the ability to research.

I wish to acquire the skills through the work as the editor.

 ++ 08.04.17 (thu) ++ 



現所属では,研究から離れた場所で仕事をせざるを得ません。

そういう意味では,このタイミングで学術誌の編集委員という仕事をいただけたのは非常に幸せです。

−−−−−−−−
Because there are not sufficient opportunites to research in my university, I have to work away from research.

To be concerned with the research, I'm very happy to be offered the position of editor.

 ++ 08.04.18 (fri) ++ 



論文の完成原稿を送付いたしました。

無事掲載されると良いのですが…。(*1)

−−−−−−−−
(*1)「08.03.16」参照。

 ++ 08.04.19 (sat) ++ 



これまではこのページは毎日更新ということでやってきました。

しかし,日曜日は「安息日」とされてしまいました。(*1)
また,祝祭日も大学は開かないようです。

ということで,今後は,日曜祝祭日の更新はしないことにいたします。

−−−−−−−−
(*1)「08.04.09」参照。

 ++ 08.04.21 (mon) ++ 



今度の研究室には水道がついていません。

どこで水をくめばいいのでしょう…。

これって研究室としては普通なんですか?
(広大ではついていたので…。)

 ++ 08.04.22 (tue) ++ 



梅大では本サイトを学内サーバに置くことを許可してもらえませんでした。

なので,外部のレンタルサーバーを借りています。

なぜ?

 ++ 08.04.23 (wed) ++ 



3月末から門司港の新築マンションに住んでいます。

7階の部屋で,関門橋や関門海峡を行き来するタンカーなども見えます。

2LDKで家具もないだだっ広い中になぜだか1人でポツンとすんでいます(笑)。

 ++ 08.04.24 (thu) ++ 



これまでは心理学に関する専門家集団の中で学び,働いてきました。

現在は色々な専門を持った先生方の中で働いています。
それぞれの先生の思考のプロセスが独特だったりして,おもしろい発見があります。

こういうことは異領域の研究者との共同研究の際にも感じます。
このような「異文化交流」は人間として成長するためには必要だと感じます。

日本にいながらにして,留学しているみたいなものです(笑)。

−−−−−−−−
Untill last year, I worked only with a group of Psychologists.

Now, I'm working with a group of professors who have various specialties.
Each professor has a unique way of thinking, so everyday is an opportunity for more findings.

These findings are also experienced in collaborating with researchers in other fields.
I think I need these contacts between different cultures to mature.

And my present situation seems to be like studying abroad without traveling.

 ++ 08.04.25 (fri) ++ 



私の持っている現役世代のThinkPadはX40です。

この機種には致命的な弱点があります。
それはHD(ハードディスク)の遅さです。

HDの遅さが原因で,通常起動やハイバネーションからの復帰に時間がかかります。
また,アプリケーションの起動も待たされる感があります。

普通であれば,そのような弱点は高速なHDに交換することで克服できます。
けれども,X40では特殊な規格のHDが採用されているため,それは出来ません。

この弱点のために,私はX40を「溺愛」するには至っていませんでした。

けれども,それ以外の点では使う喜びを与えてくれる良いマシンです。
実際,文章作成をする機会が多い人間のモバイルマシンとしては,ThinkPadのXシリーズは最適解だと思っています。

・実用に耐えるギリギリのサイズのモニターの大きさ
・打ちやすいキーボード
・キーボードから手を離さなくてもポインティングできるトラックポイント
・持ち歩くにもさほど苦にならない重さ
・頑丈なボディ

ということで,常々唯一の弱点を克服する方法を探してきました。
そして,先日,SSD(*1)の導入に踏み切りました。

これも,単に入れ替えれば良いだけの代物ではありませんでした。
ThinkPadのX40の特殊な規格に合わせ,アダプターを購入し,ちょっとした電気工作が必要でした。(*2)
(20年ぶりくらいに半田ごてを持ちました(笑)。)

手間はかかりましたが,交換の結果,超快適になりました。
また,HDよりも消費電力が少ないため,バッテリーの持ち時間も長くなりました。
さらに,若干の軽量化にもなりました。

何より,HDのような壊れやすい部品がなくなったことで,安心感も高まりました。

今年から研究室外で仕事をせざるを得ない状況が増えたので,X40にはバリバリ活躍してもらおうと思います。

−−−−−−−−
(*1)一種のフラッシュメモリーです。HDのような回転部を持ちません。ランダムアクセスが非常に高速で,起動等の時間が劇的に短くなります。
(*2)なお,この方法はEMOさんのページ「http://homepage2.nifty.com/emotom/x40/x4.htm#ZIFコネクタのHDD/SSDへの換装」を参考にしたものです。

 ++ 08.04.26 (sat) ++ 



以前ご紹介したACCUSYNC(*1)ですが,X40で使うことにしました。

無線LANで接続し,うまく同期設定をすると,高速でファイルの同期ができるようになりました。(*2)

家に仕事を持って帰るのが楽になりました。
(家で仕事をできることが良いことなのかどうかは分かりませんが…。)

−−−−−−−−
(*1)「08.02.21」参照。
(*2)ただし,同期の対象に設定しているのに同期されないこともあったりして,少し困ることがあります。

 ++ 08.04.28 (mon) ++ 



私は「子ども未来学科」に所属しています。

はたして「子ども未来学」とは何か。

自分なりの「子ども未来学」を見つけようと思います。

 ++ 08.04.30 (wed) ++ 



先日,子ども学部の1年生向けの授業で学部長が「子ども学とは何か」というお話しをしてくださいました。

学部長は,「人間学」を引き合いに出し,子どもに関する「総合学」だと説明されました。
私なりの理解では,子ども学部で学ぶべきことは「子ども理解」だということだと思います。

ただ,その割には本学での開講科目は実学に偏っていると感じられます。
つまり,保育士,幼稚園教諭,小学校教諭の3資格・免許を取得するための授業が圧倒的に多いということです。
カリキュラムだけを見ると,「教育学部」の初等コースにも見えます。

もちろん,これは現実問題として致し方ないこどだとも思います。
学生のニーズに応えるためには,資格や免許を出せるようにする必要があります。

子ども学部は今年が完成年次(1期生が卒業)です。
まだできたばかりの学部です。
今後も理念と現実のすりあわせをしていかなければならないのだと思います。

そして,やっぱり個人的には,「子ども『未来』学」とは何かを考えてみる必要がありそうです。

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