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カタリエヌモノ

** 2009.10の カタリエヌモノ **

 ++ 09.10.01 (thu) ++ 



梅大から「日本を動かす人材」を輩出できるとは考えていません。

しかし,「地域の保育・幼児教育の中核となる人材」を輩出することは可能だと感じています。

 ++ 09.10.02 (fri) ++ 



ここ10年ほど,自分の指先の感覚が鈍っていっているのを感じます。
子どもの頃はかなり器用だったと思います。

昔から機械いじりが好きで,不要になった電話や時計を分解したりしていました。
小学生になると,ミニ四駆やラジコンに夢中でした。
あの頃は小さな部品もうまくバラして,組み上げていました。

ところが,最近ではノートパソコンをバラすのにも神経を使います。
さすがに部品を壊してしまうようなヘマはしませんが,子どもの頃のようにエレガントにはいきません。

ということで,ボケ防止のために今後もパソコンをバラしたりした方がよいと思います。(屁理屈)

 ++ 09.10.03 (sat) ++ 



私はガノタ(*1)です。
#今日の話はわからない人は読み飛ばしてください。

そんな私に待望のニュースです。
「機動戦士ガンダムUC」がアニメ化されるそうです。

私はユニバーサルセンチュリー原理主義者です。
「F91」や「V」も肯定的に見ています。
特に「V」は富野じぃさん(富野由悠季氏)の意図がよく汲み取れる話だと思っています。

一方で,非ユニバーサルセンチュリーな話には興味がありません。
要するに「ガンダム」という名前で商売をしたいだけのアニメだと判断しています。

ただ,そういう意味では「0080」や「0083」も私にとって微妙な存在だったりします。
ユニバーサルセンチュリーの中にはありますが,ただ戦っているだけで,富野じぃさんの思想が感じられないからです。
#そう考えると,私は富野主義者なのかもしれません。

そういう点から言うと,富野じぃさんの関わったものでアニメ化されてない作品があるのは不満です。
「F91」がある意味本当に“THIS IS ONLY THE BEGINNING”になってしまっていて残念です。
「クロスボーンバンガード」の終焉についてきちんと描くべきだと思います
また,テロリストが主人公だろうが「閃光のハサウェイ」は映像化してほしいです。

そういった点からいうと,今回のアニメ化されるものは「微妙っちゃ微妙」ではあります。
原作はあの福井晴敏氏で,富野じぃさんがどれくらい関わっているのかが微妙だからです。
ただ,この福井氏もある意味富野主義者のようで,期待できるかもしれません。

いずれにしろ,原作小説を買って読んでみようと思います。

−−−−−−−−
(*1)ガンダムオタク

 ++ 09.10.05 (mon) ++ 



私宛の文書でたまに
「藤木先生様」
という表記を見ます。

これって明らかに過剰な表現ですよね?

「先生」も「様」も敬称です。
あるいは「先生」は敬称ではないと思っていらっしゃるのでしょうか?

まぁ,私は敬称として呼ばれるようなレベルの「先生」ではないのでしょうけど。

 ++ 09.10.06 (tue) ++ 



人は常に死に向かって生きていきます。

ということは,自然,若ければ若いほど残された時間の長さにしたがって可能性も残されています。

最近,自分に残された可能性について考えると,無性に若い人がうらやましくなります。
同時に,はどうして若い頃に努力しなかったのかと,耐え難い後悔の念におそわれます。

なので,目標のある若者にはできるだけ後悔のない人生を送って欲しいと激しく感じます。
そして,私にできることはさりげなく学生達の可能性を少しでも広げておいてやることだと思います。

 ++ 09.10.07 (wed) ++ 



私の英会話のクラスメイトは女子高生です。
小倉の有名進学校の3年生です。

素直そうなとても感じのよい子です。
難関大学を受験するそうで,是非受かってほしいと願っています。

受験なんて,長い人生の中ではたいした出来事ではないともいえます。
しかし,私は自分の志望していた大学に行けなかったことを今でも後悔しています。
しばしば「なぜもっと勉強しなかったのか」「なぜ本番で実力が出せなかったのか」と考えてしまいます。

受験が終わったとき,私の母親は「挫折してみるのも意味がある」と言いました。
確かに,それから私は以前よりは努力をするようになりました。

しかし,志望校に受かるに越したことはないと思います。
一生後悔し続けるのは決して幸せなことではありません。

なので,是非,死ぬ気で努力してほしいです。

 ++ 09.10.08 (thu) ++ 



「努力は報われない」とか言うヤツは,本当の努力(結果を出すための努力)をしたことがあるのか疑問。

 ++ 09.10.09 (fri) ++ 



営業先(?)(つまり,実習の巡回指導でお邪魔した園など)でよくお茶をいただきます。

なので,移動中にはなるべく水分をとらないように気をつけたりします。

そして,のどが渇いているときに限って,お茶が出てこなかったりします(涙)。

−−−−−−−−
(*1)出されたお茶は飲みますよね?「飲んでも良い」みたいなマナーも聞いたことがありますが,私は「飲まなきゃ失礼」(酒か!)だと思っています。

 ++ 09.10.10 (sat) ++ 



先日,英会話のクラスメートに女子高生がいるというお話をしました。
また,現所属に移ってから,何度か高校でお話(講演等)をする機会がありました。

そういったことが重なり,自分が高校生だった頃のことを思い出しました。
・大学入試の問題なんて,答えが準備されたパズルでしかない
・自分の努力(勉強量)を試験の得点という目に見える形で示してもらえるのは,ある意味ありがたい
といったことです。

そういう意味では,高校というのはとても楽しい時期だったんだと思います。

 ++ 09.10.13 (tue) ++ 



心理学の分野では,言語を専門にする人間はそれほど多くありません。
そもそも,言語に興味を持つ学生があまりいないからです。

しかし,我々「言語心理学者」が楽しく研究していくためには,仲間が多いに越したことはありません。
そのため,どのようにすれば学生が言語に興味を持ってくれるのかは検討すべき問題です。

この秋に参加した学会で,このことに関してヒントを得ました。

1つ目のヒントは,言語学者のO先生との雑談中に頂いたご質問から得られました。
それは「なぜ心理学会では『言語』と『思考』がセットなのですか?」という質問です。

私もあまり深く考えたことはありませんでした。
おそらくどちらも高次認知過程だから,ひとまとめにされているんだと思います。
ただ,よく考えると,「言語」をやっている研究者と「思考」をやっている研究者はかなりの割合でかぶっている気がします。

2つ目のヒントは,私はこの「仲間」の一人だと思っているI先生との会話から得られました。
それは「『言語』はニーズがないけど『思考」はニーズがなくはない」という確認です。

つまり,PISA型学力のことなどに関連することとして「批判的思考」に関する研究は有用です。
現代社会で生きていくためのスキルとしての様々なリテラシーに関して考えることも重要でしょう。

この2つのヒントをあわせると,
・ゼミなどで学生に思考に関心を持たせる
ことから始めれば,
・そのうち何人かは言語にも興味を持つようになる
という可能性があります。

ただ,難点は,
・言語ほどじゃないにしても,思考に興味を持つ学生も少なそう
・言語を研究していた人間が思考の研究も始めるという例はいくつかある気がするが,逆は少ない気がする
ということです(笑)。

 ++ 09.10.14 (wed) ++ 



講義をするときに忘れそうになること。

心理学専攻のコースでしゃべっているわけではないということ。
学生が心理学に興味があるとは限らないということ。

ついつい,心理学を学んで当然という気持ちで講義してしまいそうになります。

心理学の何が楽しいのかということが伝わるように意識して話をしなければならないと思っています。

 ++ 09.10.15 (thu) ++ 



心理学専攻ではない学生に講義をしていて気づいたこと。

全ての人間が普段から
・自分の心
・他者の気持ち
について考えているわけではないということ。

また,そういう人間にとって,心理学は
・宇宙の言葉
だということ。

私とそういう学生とどちらが宇宙人なのかは分かりませんが,そういう人と交信するのは非常に困難です。

 ++ 09.10.16 (fri) ++ 



先日,青学心理の学科研(*1)にお邪魔して,ビックリしました。

なんと,我々の卒論が上製本されていました…。
#私の博論に匹敵するきれいさです(涙)。

提出したときは助手さんが1つ1つ手作業で製本してくださったはずです。
それが,製本しなおされていました。

私が学生だった頃からお世話になっている事務のTさんに伺ったところ,
「かさばるから製本しなおした」(?)
とのことでした。

思わず写真撮っちゃいましたよ(笑)。

−−−−−−−−
(*1)学科の図書室兼学生研究室といった感じの部屋。

 ++ 09.10.17 (sat) ++ 



私は「営業」も嫌いではないようです。
今夏は高校訪問をしましたが,それ自体はあまり苦ではありませんでした。

元々人と話すのは好きです。
(年をとるにつれ,それよりも大事なことが増えてきたので,あまり駄弁らないようになってきましたが。)

また,遠くの高校に車で向かうのも楽しいです。
(ただし,ドライブが楽しいという意味であって,運転が楽しいという意味ではありません。)

商品(大学)を薦めるために広告心理学や説得的コミュニケーションに関する知識を使っています。

ただ,教員しか学部のカリキュラムや教育目標を説明できないという状況は間違っていると思います。

 ++ 09.10.19 (mon) ++ 



身内に不幸があり,明日の更新はお休みいたします。

 ++ 09.10.21 (wed) ++ 



発注していたもの(*1)が届きました。

INTERLINK VP4570 (Bluetooth Stopwatch Presenter with Laser Pointer) です。

プレゼンテーションコントローラーにも色々ありますが,私の条件に合うのはこれだけでした。

その条件とは,
1.無線方式はBluetoothであること
2.レーザーポインタが内蔵されていること
3.マウスと兼用等ではなく,専用機であること
です。

これでPCから離れてもスライドを操作できます。(*2)
研究発表や授業での自由度が高くなりました。

−−−−−−−−
(*1)「09.09.30」参照。
(*2)といっても,私はPowerPointの「発表者ツール」で手元にあんちょこを表示し,わかりやすい具体例や補足すべき事柄を確認しながら話すので,完全にパソコンから離れて話すということにはなりませんが。

 ++ 09.10.22 (thu) ++ 



この後期から非常勤に出ています。
歯科衛生士になるための専門学校です。

これまでは,
・心理学コースの学生
・関連領域として心理学を学ぶ必然性がある学生
・心理学に興味を持って選択してきた学生
に教えてきました。

しかし,今回は
・特に心理学に興味があるわけではなく,選択の余地なく受講させられている学生
に教えなければなりません。

困難な課題です。
#本当は非常勤なんかやっている暇はないんですが…まぁ,生活も苦しいのでがんばります。

 ++ 09.10.23 (fri) ++ 



週末は上京します。

なので,明日の更新はお休みします。

次回更新は26日(月)です。

 ++ 09.10.26 (mon) ++ 



プロにとって「ニアミス」は「ミス」に等しい。

 ++ 09.10.27 (tue) ++ 



子ども学部で働くことで,幼児教育・保育の奥深さを学びました。
また,その「おもしろさ」もわかってきました。

国とは国民です。
国力とは国民です。
なので,その国民への教育サービスの提供は重要な仕事です。
その端緒となり,基盤となるのは幼児教育・保育です。

そういった意味で,しっかりとした幼児教育者,保育者を育成することは非常に重要な仕事だと言えます。
なので,今の私の仕事はとてもやりがいのあるものだと感じます。
1人でも多くの優秀な幼児教育者・保育者を育てたいです。

ただ,私の癖で,どうしても「さらに効率の良いやり方」を夢想してしまいます。
つまり,より効率的に優秀な幼児教育者・保育者を育てる方法です。

答え:教員・保育者養成課程で教鞭を執れる優秀な研究者を育成すること

 ++ 09.10.28 (wed) ++ 



普通なら鬱になるだろうという状況でもピンピンしている自分の図太い神経に感謝。

 ++ 09.10.29 (thu) ++ 



先日,いつもの「道路横断取り締まり」「迷惑駐車取り締まり」をやりました。
1回につき1時間,1週間で5回やりました。

特に何をするというものでもありません。
基本的には,学生達に注意喚起するために立っています。

なので,基本的にはただの「立ちん坊」です。
「感覚遮断」とまでは言いませんが,結構な苦痛を伴います。
#普段,一分一秒を争って仕事しているので,なおさらです。

呆然と立ち尽くしていると,悟りが開けそうな気がしてきます。

 ++ 09.10.30 (fri) ++ 



江戸時代の人は,自分が「江戸時代という時代に生きている」とは思っていなかったんですよね?

 ++ 09.10.31 (sat) ++ 



「明治時代」「大正時代」とはいいますが,いつになると「昭和時代」という言い方が定着するんですか?
#「昭和の遺物」の一人の疑問。

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