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カタリエヌモノ

** 2011.09の カタリエヌモノ **

 ++ 11.09.01 (thu) ++ 



最近はiPadで本を読むことが多くなっています。
iPadはネットジャンキーな私にとってはとても都合の良い読書端末です。

私は読書中も含め,突如ネットが気になることがあります。
読書中にネットのチェックをはじめると,読書体制からPC閲覧体制へと移ってしまいます。
そうすると,ネットへ注意が移ったままなかなか戻って来れなくなります。

しかし,iPadでは,読書体制のままネット閲覧が出来,短時間で読書体制へ戻って来れます。

注意散漫な私もiPadのおかげで断続的な読書への注意を上手くコントロールできるようになりました。

 ++ 11.09.02 (fri) ++ 



私は「ネットワーク」のような複雑なモノが苦手です。
一方で,同じ複雑なモノでも「システム」はわりと好きです。

たぶん,後者は制御可能という感覚があるから受け入れられるのだと思います。

 ++ 11.09.05 (mon) ++ 



子どもの頃は,自然科学的なものだけが好きでした。
人文科学的なものはどちらかというと苦手でした。

ただ,年をとるにつれ,人文科学的なものも好きになってきました。
あるがままに受けとめればいいのだとわかってきたのだと思います。

 ++ 11.09.06 (tue) ++ 



何年たっても,科学は進歩しているはずなのに,台風で人が死にます。

地震や津波は想定外だったかもしれません。
けれど,頻繁にやってくる台風なのに,少し大きいだけで大きな被害が出ます。

山が崩れたり,川が氾濫したり,これまで何度も人間が経験してきた様を,iPadのような数年前にはなかった新しい機器で見知るというアンバランスさが,なんだかたまらないです。

 ++ 11.09.07 (wed) ++ 



遂に研究室のデスクトップPCを更新しました。

これまで使用していたPCは9年半前に購入したものでした。
博士課程時代,助手・助教時代,梅大時代の苦楽をともにしてきました。
いろいろと自分で手を加えていることもあり,とても愛着のあるPCでした。

ただ,クラウドの導入等に伴い,バックグラウンドタスクが生じることが多くなりました。
そのため,どんなにチューンナップしたマシンでも荷が重い状況になってなっていました。

戦友が一線を退くのは寂しいですが,これでようやく老兵に予備役に入ってもらえます。

 ++ 11.09.08 (thu) ++ 



現在,モバイルではFOMAで2回線(フィーチャーフォンとポータブルWifi)使っています。

元々ポータブルWifiはノートPCの回線確保が主たる目的でした。
その後,iPod touch 4thやiPad 2も接続するようになりました。

ただ,普段私が生活している研究室も自宅も無線LANがあります。
なので,ポータブルWifiを使うのは出かけるときにiPod touchやiPadを繋ぐくらいです。

そう考えると,
 フィーチャーフォンをテザリング出来るスマートフォンに変え,
 ポータブルWifiを解約し,
 いずれ出るiPhone 5を購入する
というのが便利な気がしてきました。

そうすると,これまでポケットに
 フィーチャーフォン,ポータブルWifi,iPod touch
を入れておかなければならなかったものが,
 iPhone 5(と,必要ならばスマートフォン)
だけですむようになります。

たまに出先でノートPCやiPadを繋ぎたいときはスマートフォン経由でテザリングすればすみます。

スマートフォンでも電子マネーが使えるようになってきたので,そろそろ機種変を考えようと思います。

−−−−−−−−
(11.09.12追記)
少しまじめに料金について検討してみたところ,ドコモのスマートフォンでテザリングすると料金が跳ね上がり,現在の2回線状態よりも維持費が高くなるようです。そう考えると,素直にポータブルWifiを解約し,代わりに次期iPhoneを購入し,…(自粛)…という手段をとった方が合理的な気がしてきました。

 ++ 11.09.12 (mon) ++ 



最近,Twitterをやめようかと少し迷い始めています。

原因はいくつかあります。

例えば,実名でTwitterをやるのはリスクが高いということがあります。
私のように頭の回転が遅い者が思いつくままにツイートするとどのような失言をするかわかりません。
また,Twitterは言葉尻を捉えられ,悪意に解釈されるリスクが高いメディアだとも思っています。

また,私のツイートが皆さんを不快にしていないか心配です。
淡々とツイートしている分には皆さんの記憶には残らないと思います。
ただ,仕事が行き詰まっているときなどにはネガティブなツイートもしてしまいます。
皆さんはそのようなツイートを目にしたいとは思っていらっしゃらないでしょう。
また,ネガティブな言葉は記憶に残ってしまうこと多い気がします。

こういったことを考えると,更新までに必ずワンクッション置く形をとっているこのサイトを細々と続けるぐらいが分相応な気がしてきました。

 ++ 11.09.13 (tue) ++ 



明日(14日)と明明後日(16日)は1年生を対象とした基礎実習の引率で附属高校に赴きます。

そのため,この2日間の更新はお休みします。
#また,中日(15日)の更新も未定です。

 ++ 11.09.15 (thu) ++ 



前々回の更新はTwitterを続けるか否かという話でしたが,このページの継続も思案中です。

立場上,思い切った発言ができにくくなってきています。
自分が思っている以上に,きわどい発言がリスキーな所にきてしまったのかもしれないと感じています。

また,多面的にとらえられる言葉も使いにくくなっています。

私はここでは短い言葉で汎用性の高い表現をしたいと望んでいます。
しかし,汎用性の高さは悪意にとられる危険性も伴います。

本サイト内でこのページの更新を続ける目的は,
 自分自身のために私の仕事状況や仕事への構え等をまとめ,
 皆様に対しそれらをお示しし,
 研究を中心として私と関わってくださる皆様にちょっとしたアイディアを提供する
といったところだろうと思います。

それが存分にできないのであれば,このページを続ける意味はないと感じています。

 ++ 11.09.17 (sat) ++ 



基礎実習(いわゆる観察実習)の引率をしてきました。

仕事のメインの部分は梅大等でやってきたことを応用すればよいので対応できました。
#もちろん,愛教独自の事務的な部分はマニュアルを読みながらの対応でしたが。

ただ,対応できたことがうれしいかというとそうでもありません。
むしろうまく対応できすぎることが悲しくもあります。

もうすっかり「『教授-学習』の人」として振る舞ってしまっています(涙)。
#自分が何者なのか,いつもわからなくなります。

 ++ 11.09.20 (tue) ++ 



臆病さと弱さは別物。

 ++ 11.09.21 (wed) ++ 



先日,デスクトップPCを更新したというお話をしました。

更新に際し,OSはWindows7(64bit)へと変更になりました。
これに伴い,いくつか困ったことが生じました。
#何か起こるだろうとは思っていたのですが,多忙で事前にトラブルを想定する余裕がありませんでした。

まず,統計解析ソフト(SPSS12.0)がインストールできませんでした。
ただ,これはXP modeを使うことで解決しました。

もう1つ困ったのはプリンタ(Canon LBP-1120)のドライバがないということです。
プリンタそのものはまだまだ動きますし,トナーも新品が1本残っています。
しかし,いろいろと方法は考えてみたものの,新PCからプリントアウトするのは難しそうです。

ということで,プリンタはひとまず別のパソコン(使用頻度低)につなぎました。
#このPCもすでに研究室内の共有プリンタとつながっているので,余計なんですけど。

−−−−−−−−
(11.09.27追記)
AMOS6も「ライセンス認証ウィザード」がうまく動かず,XP modeで動かすことになりました。

 ++ 11.09.22 (thu) ++ 



明日からちょっとだけ忙しくなります。

23日(金) 「認知科学」編集委員会@東京大学
24日(土) 第14回認知神経心理学研究会@名古屋大学
25日(日) 校務@愛知教育大学
26日(月) 教育実地研究の連絡指導(教育実習の巡回指導)@岡崎市の小学校
28日(水) 模擬授業@四日市市の高等学校

この間,このページの更新は基本的に行わないと思います。
(27日は余裕があったらします。)

更新が止まると心配してくださる方がいるようなので,念のため。
#定期更新していたときは必ず予告していたんですけどね。

 ++ 11.09.25 (sun) ++ 



他者の痛みを感じずにいる為には孤独でいなければならない。

 ++ 11.09.27 (tue) ++ 



卒論指導をしていて,
 どう書き直せばよいかはわかるけど,
 どう指導したらよいかはわからない
ということが多くなりました。

私にとって卒論指導とは,
 科学的な文章を書く力を身につけさせることを通し,科学的思考力を育成する営み
です。

たとえば,
 先行研究に関する論文を読解できる
 問題設定に必要な文献と研究の方法論上参考となる文献とを適切に引用できる
 ロジカルに結論を導ける方法を考えられる
 適切にデータを収集できる
 結果を見て妥当な解釈を考えられる
 論理的な文章,明確な文章を書ける
 研究内容をわかりやすくプレゼンできる
といったことを目指して指導します。

ただ,愛教では心理学専攻の学生を指導しています。
そのため,心理学の方法論に関する授業等を通し,これらのことがある程度できる状態で卒論指導が始まります。

しかし,それはあくまで「ある程度」であって,本当の意味での科学的な文章が書けるレベルではありません。
そのため,作られてしまった学生のスタイルを修正していかなければなりません。

学生のスタイルを無視し,壊し,いちから作り直せば楽なのかもしれません。
しかし,それでは学生のやる気もそがれるでしょうし,学生の持ち味も消えてしまい,指導教員の卒論になってしまいます。
学生の既存のスタイルをうまく生かしつつ,質の高い文章を書かせることを考えなければならないと思っています。

そういう意味では,梅大での卒論指導は楽だったかもしれません。
心理学専攻ではないので変な癖はついていません。
また,1年間で卒論を書く愛教とは違い,梅大では2年間かけてじっくりと取り組ませることができました。
#人数は莫大多かったですけど。

 ++ 11.09.29 (thu) ++ 



嫌なことにどう向き合うかにその人の生き方が現れる。

では,怖いものにどう向き合うべきか?

 ++ 11.09.30 (fri) ++ 



全員がそうとは言いませんが,学校の先生になる人の多くは,
 高校に受かるための勉強
 大学に受かるための勉強
 教員採用試験に受かるための勉強
をしてきた人なんだろうなと思います。

目標が明確で,ある意味幸せな人たちだと思えます。

ただ一方で,そういう人は純粋な知的好奇心からくる学びは少ないのかなとも思います。(*1)

−−−−−−−−
(*1)教育大学で働いている人間が教員批判ともとれる発言をするのはリスキーなんですけど(笑),教員養成をする上では学生にこういう問いかけをしていくことは大事だと思っています

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