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カタリエヌモノ

** 2013.06の カタリエヌモノ **

 ++ 13.06.03 (mon) ++ 



子どもを育てる仕事はクリエイティブなことなので
子どもを育てる仕事をする人はクリエイティブでなければならない。

 ++ 13.06.04 (tue) ++ 



男らしさとは何かとか
女らしさとは何かとか
考えることは不毛だけど
私にとっては
男らしさも女らしさも1つのもので,
要するに「凛としてる」ということ。

 ++ 13.06.05 (wed) ++ 



「御山の大将」が嫌い。
特に「『御山の』大将」でしかないことに無自覚なヤツが大嫌い。

 ++ 13.06.06 (thu) ++ 



教師が「情熱」を持っていたとしても,伝えるべきメッセージが子ども達に届かなければ意味はない。
なぜ学ぶのか,何を学ぶべきなのか,それらが伝わらなければただの自己満足。

教師の多くが「いい人」であるからといって「有能な人」だとは限らない。
複雑化していく社会を生き抜いていける力を育める能力を持っていることが必要条件。

けれども,なぜだか教員志望学生は「情熱」のある「いい人」であることを重視する。
「情熱」がありさえすれば良いと思い込む。
「いい人」でありさえすれば良いと思い込む。

その前にまず,自身に子ども達に未来を示す力があるかを問うて欲しい。

 ++ 13.06.07 (fri) ++ 



愛教生が大学に求めていること
(教師として必要な力の育成)(*1)と
私が学生に提供したいこと
(人間としての真の実力の養成)と
が,ズレてる。

−−−−−−−−
(*1)そもそもそんな限定的な力があるのか疑問。

 ++ 13.06.10 (mon) ++ 



汎用的な力は深く掘り下げることで身につく。

この一見パラドックスに思えることは大学生にはなかなか分かりづらい。
そのため,専門教育を通して(介して)学生の実力を伸ばそうとする教員は役立たずだと見なされやすい。

 ++ 13.06.11 (tue) ++ 



学生からの評価は高い方が教員としては働きやすいけど,
往々にして学生の評価軸と教員の実力とは大きくずれる。

だから,学生に評価されようとは思わないようにしている。

 ++ 13.06.12 (wed) ++ 



私は学生の実力を最大限引き出そうとするし,
それをそれなりにできる人間だと思っているけど,
学生は大学や教員にそんなこと求めてない。
(大学をそういう所だとは思っていない。)

 ++ 13.06.13 (thu) ++ 



自分が生きている間に世の中の価値観ががらりと変わるのは
当たり前と思っている世代と,
そういうことを想像すらできない世代とがいて,
同時に,そういうことが分かる層と分からない層とがいる。

 ++ 13.06.17 (mon) ++ 



スポーツ選手なんかがゾーンという言葉を使いますが,研究者にもあると思います。

私もたまに入ります。(*1)

最近,再びその頻度が増えてきたので,ようやく研究者勘が戻ってきたって感じです。
とはいえ,学生の前でその姿を見せてもなにがすごいのか分かってもらえないので,虚しくはあります(笑)。

−−−−−−−−
(*1)いわゆるフロー状態というのとも違うんですよ。

 ++ 13.06.18 (tue) ++ 



大学は求めなければ与えられない場所。
というよりも,本来自分で自分に必要なものを手に入れていく場所。

でも,今の学生の傾向からすると,求める学生はかなりマシな方。

だから,もう,一から十まで求めたらいいよ。
こっちも十まで与えるから。

十まで与えたところで答えにたどり着かないのが大学教育だから。

 ++ 13.06.19 (wed) ++ 



若者というのは持て余すほどのバイタリティのはけ口を求めてるものだと思ってたけど,
よく考えたら,持て余すほどのバイタリティを持ってないヤツもいるのだろうし,
悲しいことに,私の周りの学生にははけ口を求めてるヤツなんてほとんど見当たらない。

 ++ 13.06.20 (thu) ++ 



バイタリティのある学生,イノベイティブな学生は
今もどこかにいるのかもしれないけど,
私の目の前にあまりいないのは,
私にそれらを引きつける魅力がないからなのだろう。

 ++ 13.06.24 (mon) ++ 



最近の「カタリエヌモノ」に笑いがないのは,
教員養成になかなか光明が見えないから?

 ++ 13.06.25 (tue) ++ 



アンパンマンが高橋克実に似ていると思えてしまって,
もうずっと抜け出せないでいる。

 ++ 13.06.26 (wed) ++ 



私の教師やその予備軍に対する評価が厳しすぎるのだろうか。
教師の悪いところばかりを見ていたりするのだろうか。
ダメだとばかり思いこみすぎているのだろうか。

でも,もし本当に日本の教師が優れているのなら,
大学にもっとすごい学生があふれているはずだよね?

 ++ 13.06.27 (thu) ++ 



教員養成は大学を楽しくするための仕事。
良い先生が育てば初等中等教育が充実し,
おもしろい学生が高等教育に上がってくるようになるはず。

 ++ 13.06.28 (fri) ++ 



C評価となっていた論文(*1)を再投稿いたしました。

あとは結果を待つのみです。

−−−−−−−−
(*1)「13.05.31」参照。

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