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カタリエヌモノ

** 2016.06の カタリエヌモノ **

 ++ 16.06.01 (wed) ++ 



信念を持った最下層研究者としての確固たる地位を築いていく。

 ++ 16.06.02 (thu) ++ 



最下層研究者という表現が正しいのかはわからないけど,
社会的評価よりも自分の興味を優先することに誇りと信念を持っていて,
マイナーなテーマ,流行じゃないテーマばかりやることをいとわない研究者でありたい。

その結果として,
誰からも何も求められない,評価の低い研究者となるとしたら
それは信念を持った最下層ってことだと思う。

 ++ 16.06.06 (mon) ++ 



チャンスはやって来るものではなく,
逃げていくものなのかもしれない。

 ++ 16.06.07 (tue) ++ 



助成金を申請しました。
今年2つ目です。

 ++ 16.06.08 (wed) ++ 



私以外の研究者が何でみんなあんなに頭が良いのか,理解できない。

 ++ 16.06.09 (thu) ++ 



今年から「心理学方法論C」という授業を担当しています。
これは実験法を用いた研究の追試を行う実習です。
3,4人のグループに分かれ,関心のある領域の研究に取り組みます。

私はとても楽しめているのですが,学生も楽しめているのかはよくわかりません。

 ++ 16.06.13 (mon) ++ 



死ぬまでの間,何もしないと退屈。
だから,人生は暇つぶし。

 ++ 16.06.14 (tue) ++ 



大学の講義のわかりやすさとおもしろさは必ずしも一致しない。

わかりやすさは主に教員側の工夫でおおよそ決まる。
おもしろさは学生の知的探究心にも依存する。

私の講義をわかってくれる学生は多いようだが,面白いと思ってくれる学生は少ない。

 ++ 16.06.15 (wed) ++ 



序列の存在は認める。
ただし,安易に序列化されたくない。

 ++ 16.06.16 (thu) ++ 



重要な知見を示しているにもかかわらず,手法が無駄に複雑だったりする論文は罪だ。

重要な知見だから読まなければならない。
けれど,読みづらい。

どんなに良いアイディアを含んでいても,見せ方が悪い論文は書いてはいけない。
(指導教員としては,書かせてはいけない。)

 ++ 16.06.20 (mon) ++ 



私は全学向けの科目では
教師のための心理学を,
心理学履修モデル向けには
それに加えて知的好奇心をくすぐる心理学を
話すよう心がけている。

 ++ 16.06.21 (tue) ++ 



理論を提唱することと,
評価の対象になる理論を提唱することは,
天と地ほどの差がある。

何も言わないヤツよりは言うヤツの方がマシだと思っているけど,
実際は(つまり,第3者の視点で見ると)大差ない。

 ++ 16.06.22 (wed) ++ 



研究者とはどうあるべきかについて普段から考えているだけに,
自分のふがいなさに自覚的にならざるを得ない。

 ++ 16.06.23 (thu) ++ 



おそらくポジションに見合った仕事というのがあるのだろうけども,
私にそれが出来るのか,出来ているのかはよくわからない。

 ++ 16.06.27 (mon) ++ 



助成金を申請しました。

今年3つ目です。

 ++ 16.06.28 (tue) ++ 



多様性を受け入れられない人というのは,
認識論の発達から考えるに,
知的に幼い人なんだろう。

 ++ 16.06.29 (wed) ++ 



今後定年はどれくらいまで延びるだろう?
私は死ぬまでゼミで学生とあれこれ考えてたい。

 ++ 16.06.30 (thu) ++ 



私のような非エリートは何をやっても馬鹿にされる。

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