グアナファト
 翌日は、町並みが美しいことで知られるグアナファトへ向かいました。メキシコシティーをあとにして中央高原をバスで5時間、車窓の外には 「いかにも中央高原!」といった感じの砂漠が広がり、道路脇のサボテンが、今自分がメキシコにいるということを実感させてくれます。
 今日まで、案内してくれたセサルもグアナファトまでついてきてくれた後、しばらくのお別れ。仕事のため、メキシコシティーに帰らなければなりません。 私も、メキシコシティーに帰るまでの3日間は一人旅になります。




 グアナファトは18世紀に銀で栄えた街で、今でも当時の面影が色濃く残り、メキシコ一美しい街といわれています。世界文化遺産にも登録されています。 小さいけれど、とても落ち着ける場所だと思います。右の写真が今回の旅の案内人、セサル・ベラスケス。メキシコシティーで小学校の先生をしています。




   (左)こぢんまりと整った町並みにコロニアル建築の家屋が数多く残る。治安はとてもいいそうです。 (右)夜になると街全体が、カンテラの光に照らし出されて、さらに雰囲気を高めます。 

サンミゲール・デ・アジェンデ
 グアナファトからバスで2時間、メキシコシティーとの中間にある街、サンミゲール・デ・アジェンデ。18世紀に産業で発達したこの街は、グアナファト と並んで、コロニアル建築の美しい街として知られています。
 芸術の街としても名高いこの街は、町並みが美しく、土産物屋・ギャラリーなどが数多く立ち並んでいて、見所は多いです。街の規模が小さいので、初めてでも歩きやすいのもGood!



 通りの至る所に、教会・寺院が点在していて、見ていて飽きません。左の写真は、ラパロキア教会。先住民の職人が、宣教師がヨーロッパから持ってきた写真を頼りに建築したそうです。


 メキシコシティーに戻る途中、乗っていたバスがパンクするというハプニングがありました。バスの到着時間が遅れたため、ターミナルで待ち合わせたセサルと会えませんでした。 心配したセサルは、あちこち探し歩いてくれていました。ターミナルで待つこと1時間ほど、ようやくセサルと再会。この後、彼の車で、山に連れて行ってもらうことになりました。

 メキシコシティーから車で2時間ほどの山の山頂で。頂上のすぐ下まで車で行けますが、標高は確か4000m以上あったと思います(めちゃめちゃ寒かった)。帽子はサンミゲール ・アジェンデで、肩掛け(?)はグアナファトで買いました。セサル曰く、「ヒデさんの方がメキシコ人みたいだ。」



 この日の夜は、セサルの友人達と一緒にメキシコシティーの店でマリアッチの演奏を楽しみました。ショーの終わりになると、我慢しきれなくなった彼らは音楽に合わせてほかの客と一緒に 踊り出しました。そういえば、日本にいたときもよく、カラオケボックスで踊っとたなあ・・・。ほんとに陽気でいい仲間達です。こうしてメキシコ最後の夜は更けていきました。
 翌日、空港まで見送りに来てくれたセサル。名残惜しいけど、行かなくては。しばらくお別れです、また来るときまで。Muchas Gracias. Hasta la Vista!(本当にありがとう。また会おう!)