解説・注意事項等
1. 1999年度後期、期末問題作成の方針
丸暗記の知識のみで答えられる問題、計算が複雑になる問題は避けた。
授業で繰り返し取り扱った、常識的な知識を答える論述式の問題だけで、
50点程度、初歩的な計算力を確かめる問題に30点程度を配点した。
2. 採点の方針
中間点を細かくつけた。とくに、本質的なことを理解していることが分
かる場合には、答えが間違っていても中間点を配した。
3. 誤答例
問題文をよく読んでいないと思われる誤答例が多く残念であった。とく
に、考えれば簡単に答えられる問題を、問題でたずねられていない丸暗記
の知識をそのままに解答しために、不正解となった例が多かった。
4. 評価の方針
当年度の問題で、40点以上とれない場合は、授業で取り扱った内容がほ
とんど定着していないと考えられるので、基本的には、再履修の必要があ
ると判断した。しかし、点数のみで判断をするのではなく、答案の内容を
吟味し、ある程度の知識が定着していると思われる場合、あるいは、レポ
ートの内容等に、特に優れている部分がある場合には、評価を1段階あげ
た例もある。
5. 得点分布
1999年度受講者の大部分を占める平成9年入学生は、物理学科、物性学科
に分かれている最後の学年である。受験時のいわゆる偏差値は、物理学科
がやや高いらしいが、レポート、期末試験とも、高得点者には、物性学科
の学生が多い。物性学科の学生については、よく勉強する者と、そうでな
い者の差が大きいようだ.
平均点で見ると、物理学科のほうがやや高得点であるが、ここでの平均
点は試験を受けた者のみで計算しており、履修放棄の学生が、物理学科に
は多数いるので、そのことも考慮すると、ほぼ同程度の平均点と考えるの
が妥当であろう。
6. 注意事項
このページで与えられた情報は、あくまでも1999年度についてのもので
あり、成績のつけ方や問題作成の方針など、将来も同様とは限らない。
|