役に立つ訳
物性理論という研究分野は、
(1)
論理的に考える能力(思考力)
(2)
困難な問題に対して糸口を探し解決してゆく能力(問題解決能力)
(3)
新しいものに柔軟に対応して、自分で調べてものにしてゆく能力(学習能力)
(4)
難しいものを整理して分かりやすく説明する能力(表現力・発表の能力)
(5)
物理的に意味のある新しい問題を創造してゆく能力(創造力・独創性)
(6)
対象となる事柄についての、問題点や本質を見抜く能力(洞察力)
など、あらゆる職業に必要な素養を磨くのに、絶好の研究分野です。 技術の進歩はあまりにも早いので、生半可な「知識」はすぐに陳腐化 してしまい、いずれにしても、新しいものに柔軟に対応して、 学習していかざるを得ません。知識を丸暗記するよりも、「能力」を 磨くことに重点をおく方が、結局はプラスになるのではないかと考えます。
しかし、本当に役に立つかどうかは、どのぐらい、一所懸命にやったかに 強く依存するので、どの分野を選ぶにしても、一概にはいえませんね。
更新日時: 2000年8月11日