レビューってなに? |
レビューとは、あるテーマについて、 過去の研究を網羅し、まとめ、解説した論文のことです。 新しい結果について報告する、通常の学術論文とは、異なりますが、 よいレビューは十分に価値のあるものです。 もちろん、レビューに新しい見解やアイディア、結果を織り込めれば、 それはよりよいことです。 |
注意すべき点 |
まず、最低限のことですが、 他人の教科書や論文の丸写しは、絶対にだめです。 その点、講義のレポートとは意味が異なりますので、注意が必要です。 (講義のレポートでも、丸写しはいけませんが、 それよりもはるかに基準が厳しいということです。) 例えレビューであっても、 提出者は「私が書いた」ということで発表するのですから、 他の人が書いたものの丸写しであれば、うそをついたことになります。 卒業論文で外部に発表しないものであっても、また、部分的な丸写しであっても、 絶対にやってはいけないことです。 仮に、その元の論文を書いた人の承諾があったとしても、同様です。 卒業研究が、研究の端くれ、 あるいは真似事をさせるものだとすれば、 その線は最低限譲れないモラルです。 それと関係することですが、いくらレビューであっても、必ず一旦、 自分で理解して、 自分の言葉で書かなければいけません。 卒業研究は、ある事柄について、理解を深くするのが目的ですから、 理解せずにレポートを作成しても、全く意味がありません。 申請書や事務手続きの書類のような感覚で、 「ひととおりちゃんと書いてあればよい」という態度で作るのでは いけません。 |
どのように書くか? | ||||||||
どのように書くかといっても、抽象的ですが、列挙すれば、 | ||||||||
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といったところでしょうか。ともかく詳しく分かりやすく書くことによって、 根本的なところに立ち返りますから、本当に自分が理解しているのか、 確認することができますし、また、大学院に進学する人にとっては、 後で実際に役に立つかもしれません。 |