分子細胞情報学セミナー

◎平成23年8月5日(水) 17:00~18:00

 「難治性白血病発症機構の解析から見えてきたもの

  森下 和広 教授   (宮崎大学医学部 腫瘍生化学)

【要旨】

白血病治療は化学療法や骨髄移植の発達により、その治療成績が向上して来ましたが、中には未だ治療法が確立されていない難治性白血病が存在します。我々は難治性白血病として知られる転写因子EVI1高発現急性骨髄性白血病群、ならびに宮崎を含む南九州を中心として存在するHTLV-1感染に伴う成人T細胞白血病(ATLL)のゲノム解析を通じてその原因遺伝子群の単離並びに機能解析を行っています。これらの白血病解析において近年明らかになってきた遺伝子群、並びにその病態解析から明らかになった機能異常についてご紹介いたします。


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