分子細胞情報学セミナー
◎平成23年12月9日(金) 17:00~18:00
「in vivoでアルツハイマー病の病理像を検出するプローブ開発」
工藤 幸司 教授 (東北大学未来医工学治療開発センター)
【要旨】
2010年、アメリカNIAらによって、アルツハイマー病(AD)の臨床症状がみられなくても特有の病理像を検出することができればPreclinical ADとして病気に組み入れるとの提案がなされた(治療から予防への転換)。同AD患者を拾い上げる最も適切な方法は脳内病理像(Aβやタウ)に統合するプロ―ブを介する画像診断と考えられている。セミナーでは脳内病理像検出用プロ―ブの現状、将来について我々の研究を中心に紹介したい。