分子細胞情報学セミナー

◎2019年5月30日(木) 17:00~18:30  基礎・社会医学棟2F セミナー室2

 「膜接着部位における細胞内脂質輸送の制御メカニズム

  佐伯 恭範 先生
  (Lee Kong Chian School of Medicine, Nanyang Technological University, Singapore・
        Nanyang Assistant Professor)

【要旨】

  生体膜の脂質組成は、膜タンパク質の制御、膜輸送系および細胞内シグナル伝達の調節など、様々な生理機能に重要な役割を果たしている。真核生物においては、これら膜脂質の大部分は、小胞体によって生合成され、他の細胞内オルガネラや細胞膜へと輸送されている。小胞体は、細胞膜を含め様々な細胞内オルガネラと、恒常的に膜接着部位を形成していることが知られている。本セミナーにおいては、進化学的に保存された小胞体局在タンパク質が、いかにして小胞体と細胞膜の接着と脂質輸送を協調させているかに関して、最新の知見を交えて紹介する。


BACK

ページのトップへ戻る