朝,隣の部屋が賑やかだったけど,もしかして引っ越しされたのかな?
ようやく灯油が空になったファンヒーターと電気ストーブを片づけ,代わりに扇風機を出しました。 部屋がちょっとすっきりした。 午前中,宅急便の営業所に荷物を取りに行ったのですが,行きも帰りもいつものわんこはぐっすり眠っていました。 つながれているから,眠るくらいしかすることがないのでしょうね。 散歩の時間はきっと楽しいのだろうな。
読書三昧の1日。 まず芦沢央さんの 『許されようとは思いません』 を読みました。 表題作は以前アンソロジーに収録されているのを読んだことがあるのですが,読み返してもやはりおもしろかった。 私は自分にそういう経験がないので優しいお祖母ちゃんが出てくる小説に弱いのですが,この作品のお祖母ちゃんもすごく優しくて,そのお祖母ちゃんの心の中を思うとどうしようもなく悲しい気持ちになりました。 村八分って,何様のやることなんですかね。 読んでいて腹が立って仕方がなかったです。 他の作品もハラハラするものあり,ミスリードされるものあり,朝から読むには重い内容のものもありましたが,楽しめました。 うまく言えないけど,上手な作家だなと思います。 続いて下村敦史さんの 『真実の檻』 を読みました。 冤罪を扱った作品です。 何と言ったら良いのか…,主人公洋平の気持ちになると……,いや,その気持ちになるのがとても難しい作品でした。 真実が判明しても,純粋に 「良かったね」 とは言えないし,かと言って希望がないわけでもない。 とても複雑な気持ちです。 この方もデビューされてからまだそれほど経っていないのに,コンスタントに作品を発表されていて,そのどれもがおもしろい。 これからが楽しみな作家だな,と思います。 最後に風野真知雄さんの 『隠密 味見方同心(四) 恐怖の流しそうめん』 を読みました。 今回は味見方同心としての仕事があまり描かれていなかったような…。 食べ物の印象があまりない。 でも安定のおもしろさでした。
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