西条キャンパスお散歩日記



1999年5月10日(月) ギフチョウ空振り友の会
今日は西条キャンパス探検隊(「いつできたんだ?」)の
隊長(「いつなったんだ??」)のH田さんをほっといて
「Rさんと合流するぞ」作戦を敢行すべくキャンパス内の松林へとでかけた。
いつもの雑草と紙一重シリーズでいくと,なかなかほかにひけをとらない
キュウリグサが咲いている。
最近散歩をしていなかったので気づかなかったけど,
かなり花が入れ替わっているぞ。
松林についてみると,ネクタイをした人が何人も歩き回って
みんなで学生らしきカップルたちの憩いのひとときをじゃましている・・・・。
やはり,その中にRさん発見。
林の中に入ると,Rさんが白い小さな花を指さして
「そこらへんにバイカイカリソウが咲いとる。」と教えてくれた。
確かに,一面バイカイカリソウの白い花が咲いている。
花の姿のおもしろさからか茶席で好まれるこの花も
自称茶人の乱獲で姿を消しつつあるらしい・・・・。
サンヨウアオイもかなり群生していて,囓られたあとがある。
葉の裏にはギフチョウの卵の殻や幼虫がびっしりついている。
しかし,ギフチョウの大好物らしいシハイスミレはすでに花のシーズンを終え
葉が巨大化し始めている。
4月から日参してギフチョウの姿を追い求めていたRさんたちは
「空振り友の会」を結成したそうな。

1999年5月31日(月) ナガバノモミジイチゴ
通勤途中で見かける植物は,毎年激しく変化するわけではないけど,
時々自分では「大発見」と思う植物に気がつくことがある。
今日はナガバノモミジイチゴがオレンジの実を付けているのに気がついた。
渋みやあくがなくて,甘い系の中ではいちにを争うおいしい実だ。
半透明なオレンジのツブツブも美しい。
残念ながら自動車が多くて,歩道のないカーブに育っているので
近ずくことはできない。
ああ,おいしい実が・・・・・。
ところで,友人の母に食べ物でアレルギーのでる人がいて
その友人の話しによると,山椒の実で呼吸困難になったとか
結構命にかかわる反応を引き起こされてしまうらしい。
山を歩いていて,いい匂いがすると言っては葉や実を口に入れてみることも
あるけど,知らずに毒性の強い植物なんかを口にして
倒れてしまうって危険もあるかもしれない。
植物も,種を遠くへ運んでもらうためならおいしい実も付けるだろうけど
がんばって芽吹いた若芽や実を守るためには
おいしいばっかりでもいられないんだろうなあ・・・・。

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