研究材料のウニの飼育について
広島大学の大学院統合生命科学研究科(理学部棟)は東広島市の西条にあり、海からはかなり離れています。ここでウニを飼育するための大型水槽を4つ維持し、ウニを飼育しています。ここで重要なのが海水の調達で、大学から60キロから70キロ離れた海へ行き、海水を採取しています。経験上この海水の水質が重要で、水質の悪い海水を使うと水槽内で病気が蔓延しやすく、ウニがどんどん死んでしまいます。
以前は、海まで行って柄杓で20リットルのポリタンク約15本分の海水を汲んでいましたが、この作業は大変な力仕事で、翌日は筋肉痛必至でした。また、海が荒れている日には波を被りながら海水を組むことになり、みんな大変な思いで海水を採取していました。しかし今は、300リットルのタンク(車中のオレンジ色のタンク)を車に載せて満潮時に海へ行って、少し高い位置からポンプで海水を汲み上げているため、海水の採取が非常に楽になりました。レジャー気分で海水を採取できます
こんなきれいな海で海水を採取しています。
※ 突然音が出ないよう最初はミュートになっていますが、波の音で癒されたい人はミュートを解除してください。