小型軽量大容量の記録媒体ポータブルSSDに関する覚え書きです。 2017年1月に購入したBUFFALOのポータブルSSD SSD-PM480U3-Bに パーティションを設定し、 ファイルシステムを作成した記録です。 Zaurus SL-C3100, SL-C3200のページの CFカードに 書いたこととほぼ同じです。
このページではVine LinuxでポータブルSSDを 利用する手順をまとめています。 ポータブルSSDは通常最初からWindowsですぐに使えるように フォーマットされていますので、 WindowsパソコンでポータブルSSDを使う場合は、 以下に説明する作業は不用です。 私の研究室のパソコンではLinuxを利用していて、 ファイルやディレクトリのシンボリックリンクを多用しています。 それらをポータブルSSDでも利用するためにファイルシステムを ext4にする必要があり、 以下はそのための手順です。
購入したポータブルSSDをそのままVine Linux PCに接続すると、 自動的にマウントされます。 fdiskによって確認すると、
# fdisk -l デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム /dev/sdb1 * 2048 937699327 468848640 7 HPFS/NTFS/exFAT製品仕様によると出荷時フォーマット形式はexFATということのようです。 ポータブルSSDをアンマウントし、 fdiskを使ってパーティションを確保しなおします。
# fdisk /dev/sdb コマンド (m でヘルプ): d 選択したパーティション 1 コマンド (m でヘルプ): n コマンドアクション e 拡張 p 基本パーティション (1-4) p パーティション番号 (1-4, 初期値 1): 1 最初 セクタ (2048-937703087, 初期値 2048): 初期値 2048 を使います Last セクタ, +セクタ数 or +size{K,M,G} (2048-937703087, 初期値 937703087): 初期値 937703087 を使います コマンド (m でヘルプ): w パーティションテーブルは変更されました!次にmkfs.ext4によってパーティション/dev/sda1に ext4ファイルシステムを作成します。
# mkfs.ext4 /dev/sdb1 mke2fs 1.41.14 (22-Dec-2010) Filesystem label= OS type: Linux Block size=4096 (log=2) Fragment size=4096 (log=2) Stride=0 blocks, Stripe width=0 blocks 29310976 inodes, 117212630 blocks 5860631 blocks (5.00%) reserved for the super user First data block=0 Maximum filesystem blocks=4294967296 3578 block groups 32768 blocks per group, 32768 fragments per group 8192 inodes per group Superblock backups stored on blocks: 32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208, 4096000, 7962624, 11239424, 20480000, 23887872, 71663616, 78675968, 102400000 Writing inode tables: done Creating journal (32768 blocks): done Writing superblocks and filesystem accounting information: done This filesystem will be automatically checked every 29 mounts or 180 days, whichever comes first. Use tune2fs -c or -i to override.以上でポータブルSSDをext4ファイルシステムの記憶装置として 利用できるようになります。 この機種(SSD-PM480U3-B)は約30gで480GBなので今後重宝しそうです。