このページではZaurusでCF(Compact Flash)カードを 利用する手順をまとめています。 CFカードは通常最初からWindowsですぐに使えるように フォーマットされていますので、 WindowsパソコンとZaurusでCFカードを使う場合は、 以下に説明する作業は不用です。 私の研究室のパソコンではLinuxを利用していて、 ファイルやディレクトリのシンボリックリンクを多用しています。 それらをZaurusでも利用するためにはファイルシステムを ext2にする必要があり、 以下はそのための手順です。
Zaurusで持ち歩くファイルのすべてを今までは 4GBのCFカードに入れていたのですが、 容量の90%近くが使用されている状態になったので、 新たに8GBのCFカードに置き換えることにしました。 この機会にCFカードの設定の記録を残しておきます (2007年7月25日)。
その後、より大きな容量のCFカードを購入して同様の設定をしたので、 その記録も追加しておきます(16GB : 2007年11月8日、32GB : 2009年7月8日)。 16GBの場合、 32GBの場合 は8GBの場合に比べて若干の違いがありますが、 ほとんど同じです。
購入したCFカードをそのままZaurusに挿入すると、
自動的にマウントされます。
fdiskによって確認すると、
次のようにCFカードは/dev/hdaとして認識され、
パーティションは/dev/hda1の一つだけであり、
そのファイルシステムはFAT32であることがわかります。
そこでCFカードをアンマウントし、
fdiskを使ってパーティションを確保しなおします。
# umount /mnt/cf
# fdisk /dev/hda
fdiskを起動してmを入力するとfdiskのmenuが表示されます。
次のように最初からあるパーティションを削除し、
新たにパーティションを確保します。
ここまでの操作だけではCFカードのパーティションは変化していません。
次のようにwを入力することで操作の結果をCFカードに書き込みます。
これでパーティションの確保は完了です。
次にmkfs.ext2によってパーティション/dev/hda1に
ext2ファイルシステムを作成します。
mkfs.ext3によるext3ファイルシステムの作成
もほぼ同様です。
以上でCFカードをext2ファイルシステムの記憶装置として
利用できるようになります。
ところで、CFカード購入時のパーティションの情報は
上にも掲載したように
となっていて、
Partition 1 has different physical/logical endings:
と書かれているのが気になります。
ext2ファイルシステム用にパーティションを確保しなおした後は
次のようになっていました。
問題は解消したということなのでしょうか。
そもそも、ハードディスクではないのに、
head, sector, cylinderというのは何を意味しているのでしょうか?