USBメモリとZaurusの間でファイルのやりとりをするときに、
上のUSBケーブルでUSBメモリとZaurusを接続します。
USBメモリをマウントポイント /mnt/usbstorage にマウントします。
# mount -t vfat /dev/sda1 /mnt/usbstorage
オプションの -t vfat はファイルシステムの指定です。
通常売られているUSBメモリをそのまま使用する場合は、
この指定で大丈夫です。
通常はCFカードをCFカードスロットに挿して利用していますが、
LANカードやグラフィックカードをCFカードスロットに挿す場合は
CFカードを抜いておく必要があります。
こういう場合にCFカードのファイルが必要になると、
CFカードをUSB接続して使います。
CFカードとUSBケーブルは、
USBカードリーダー/ライターUS2-CFRWを間に入れて接続しています。
これも色々な選択肢があります。
ターミナルを起動し、CFカードがどのように認識されているか
# fdisk -l
で確認すると /dev/sda1 として認識されていることがわかります。
そこでCFカードをマウントポイント /mnt/usbstorage にマウントします。
# mount /dev/sda1 /mnt/usbstorage
これでCFカードの中身を /mnt/usbstorage/*** で参照できるようになります。
(前にファイルシステムを指定するオプション -t ext2 等を付けるように
書いていましたが、
このオプションを付けなくても
ファイルシステムは自動的に認識されているようです。)
CFカード利用後は
# umount /mnt/usbstorage
によってCFカードをアンマウントし、
Zaurusの電源を切ってUSBケーブルを抜きます。
なお、CFカードのパーティションの確保やファイルシステムの作成は、 CFカード にまとめてあります。
SDカードに画像データを保管するデジタルカメラなら、 SDカードをZaurusに直接挿すことができるので、 カメラとZaurusをUSB接続する必要はありませんが、 ピクチャーカードのようなZaurusに直接挿すことができない 記憶媒体を使うカメラの場合に、 ZaurusとカメラをUSBケーブルで接続できれば 簡単に画像データの転送ができます。
以下はOLYMPUS μ1020に関する記録です。 まず、Zaurusとμ1020の両方の電源を切った状態で、 上に書いたUSB変換ケーブルN001Mとμ1020用のUSBケーブルをつないで Zaurusとμ1020を接続します。 Zaurusの電源を入れるとμ1020の電源も自動的に入り、 μ1020の液晶画面に USB という表示の下に 次の選択肢が表示されます。
Zaurusで
# fdisk -l
で確認すると、CFカードと同様にμ1020内のピクチャーカードが
/dev/sda1 として認識されていることがわかります。
そこでピクチャーカードをマウントポイント
/mnt/usbstorage にマウントします。
# mount /dev/sda1 /mnt/usbstorage
これでピクチャーカードの中身を
/mnt/usbstorage/*** で参照できるようになります。
ピクチャーカード利用後は
# umount /mnt/usbstorage
によってピクチャーカードをアンマウントし、
Zaurusの電源を切るとμ1020の電源も自動的に切れ、
USBケーブルを抜いて作業終了です。