Zoom
ZoomはWeb会議サービスです。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い2020年夏に使い始めました。
会議や研究・教育のセミナーなどで利用しています。
設定や使用法の基本的なことは多くのサイトで解説されていますので、
このページでは主に私の利用方法を書き留めておこうと思います。
小規模セミナー
ここでは信頼関係のある数人で行う小規模セミナーでのミーティングの設定と操作について
書き留めておきます。
参加者全員がホワイトボードに書き込みながら議論を進めるようなセミナーを
Zoomミーティングを使って実現できます。
設定はゆるやかになっています。
ミーティングの設定
これはZoomミーティングを開催する側の設定です。
Zoomのサイトにサインインしてミーティングの設定を事前に行います。
右の画像はZoomミーティングの設定の画面の一部です。
- 画面共有
「ホストと参加者が自身の画面やミーティング中の内容を共有することができます」
をONにします。
右の画像のようにボタンをスライドさせ青色になっているのが、
ONの状態です。
共有できるのは全参加者にしておいた方が便利でしょう。
この設定でミーティング中に参加者が自分のパソコンやタブレット等の画面を
共有できるようになります。
- ホワイトボード
「ホストと参加者がミーティング中にホワイトボードを共有することを許可します」
をONにします。
この設定で参加者が画面共有するときの共有の対象にホワイトボードが
追加されます。
ホワイトボードに描いた内容をファイルに保存することができます。
ファイル形式はpngファイルとpdfファイルから選択できるようになっています。
現在は20枚保存できるようですが、
この枚数はZoomのバージョンによって変化してきているようです。
- 注釈
「コメントツールを利用して、共有画面へ情報を追加することをホストと参加者に許可」をONにします。
この設定で参加者は共有画面へ書き込みができるようになります。
ホワイトボードの機能で書き込みを実現しているようです。
- 遠隔操作
「画面の共有中に、共有する人が他の人に共有する内容の管理を許可することができます」をONにします。
この設定で画面を共有している以外の人が
共有画面のソフトウエアを操作できるようになります。
オンラインでいろいろな種類のファイルを共同で作成するときに使うと便利です。
設定が複雑なソフトウェアの設定を
それに詳しい人にオンラインで手伝ってもらうときにも役立ちます。
クライアントの設定
これはZoomミーティングに参加する側の設定です。
ホストの設定も含んでいます。
右の画像はZoomクライアントのホームの画面です。
ここでは、この画面の右上にある二つのアイコン
と
をクリックしてできる設定について書き留めておきます。
HTと書かれているアイコンは、
Hiroyuki TASAKIという名前を登録しているので、
頭文字のHTがアイコンになっています。
-
をクリックして出てくる一覧の中に
「アップデートを確認」という項目があります。
これをクリックするとクライアントアプリが最新であるかどうか
確認してくれます。
最新ではない場合はすぐにアップデートすることができます。
Zoomミーティングのときに、
アイコンや表示されている項目が人によって異なっていることがありますが、
クライアントアプリのバージョンが異なるためだと思われます。
そんなときはここを確認しておくのがいいでしょう。
-
をクリックして出てくる一覧を見ると、
クライアントアプリの細かい設定事項があります。
これは
をクリックしたときの一覧の「設定」をクリックしても、
同じものが現れます。
-
をクリックして出てくる一覧の中にある
「デュアルモニターの使用」にチェックを入れておくと、
「外部ディスプレイ」
のページに書いたような画面配置で
Zoomミーティングを行うことができます。
もちろんそのためには事前に外部ディスプレイを接続して、
表示画面を拡張しておく必要があります。
ミーティングでの操作
上記のミーティングの設定とクライアントの設定を前提にして、
Zoomミーティングを行うときの操作について書き留めておきます。
-
「画面の共有」ボタンをクリックすると、
共有する画面の選択肢が現れます。
選択肢から選んだ画面が参加者に共有されます。
-
共有画面として「ホワイトボード」を選択すると、
ホワイトボードの画面が現れ自由に書き込むことができます。
ホワイトボードを利用するときは、
「外部ディスプレイ」
のページに書いたように液晶タブレットを接続し、
ホワイトボードの画面を液晶タブレットに出るようにして、
そこでペン入力すると文字も絵も格段に書きやすくなります。
-
画面共有をした人以外の参加者でも、
共有画面の上に現れる「オプションを表示」をクリックすると、
画像にあるように「リモート制御のリクエスト」と
「コメントを付ける」という選択肢が現れます。
なお、この画像をとったミーティングはホストとして開催したため、
参加者の共有を停止という項もあります。
-
「オプションを表示」から
「リモート制御のリクエスト」をクリックすると、
画面共有した人に制御のリクエストが送られ、
リクエストが承諾されるとリクエストを送った人も
共有画面のソフトウエアを操作できるようになります。
たとえば、TeXを使って原稿を作成している画面を共有しているときに、
TeXファイルを編集してコンパイルし、
pdfファイル作成、pdfファイル閲覧までをすべてリモートでできます。
-
「オプションを表示」から
「コメントを付ける」をクリックすると、
共有画面に書き込みができるようになります。
この書き込みの状況は共有している画面が
ホワイトボードであるかないかによって異なるようです。
-
「ホワイトボード」を選択していると、
画面共有をしている人はもちろん書き込みができますが、
「オプションを表示」から
「コメントを付ける」をクリックすると、
それ以外の参加者も同様にホワイトボードに書き込みができます。
そのときには、誰が書き込みをしているのかわかるように
書き込んでいる場所に名前が出るようになっています。
これらの書き込みは画面に表示されたとおりに記録を
ファイルに残すことができます。
それに対して、
共有画面が「ホワイトボード」以外の場合は、
共有している画面の上に透明な膜があって
それにホワイトボードの機能で書き込みをしている感じになります。
共有画面の内容がスクロールしても後から書き込んだ内容はそのまま
画面に出力されています。
書き込みは記録には残りません。
ですので、この場合には記録を残すためにはスクリーンショットを使っています。
-
全画面を共有すると、共有画面とWindows 10のタスクビューが連動します。
Zoomで全画面を共有した状態でタスクビューのウィンドウを移動すると、
共有画面もそれに伴って移動します。
Zoomミーティングで多数のウィンドウを共有したいときに使うと便利です。
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