1999年8月2日(月)から2000年3月31日(金)まで,文部省在外研究員(若手教官)として,
アメリカ合衆国テキサス大学オースチン校に派遣されることになりました。

このページでは,8ヶ月にわたる滞在の記録をつづっています。


10月1日−15日 : 続く騒音問題,そして再び引越し

10月1日
今日の夜,数学教室のピクニックがある。
ランチは,Gordon 先生,Alan, Hugh, 松田君と私。
前にもいった店でサンドイッチを食べた。
ポテトもつけてもらったら,これが多かった。
次回からはやめとこう。
**
夕方,いったんアパートへ戻り,松田君のアパートへ向かったのだが, 帰宅ラッシュで大渋滞。
約束に20分も遅れてしまったのだが,松田君は部屋で待っていた。
彼をのせて,Zilker Park へ。
30分ほど遅刻したが,Nita さんをはじめ,数人しか来ていない。
まもなく,Gordon 先生がこられて,John,Alan,Hugh がやってきたのは もっと後。
18時を過ぎてから,John の家族がやってきた。
19時前に,ようやく5,60人は集まっていたかと思う。
料理を自分で皿にとって,後は近くでしゃべっているだけだった。
トポロジーグループはこういうときもかたまっていた。
Gordon 先生の奥さんも途中でこられて, 来週の火曜日に,妻と「ゆい」をAustin Children Museum へ 連れていってくださることになった。
「ゆい」はJohn の子供さんたちに遊んでもらって,うれしそうだった。
20時半をまわるころから流れ解散になり, 我々も松田君をのせて引き上げた。
夜のAustin を車で走ったことはなく,Downtown のイルミネーションは それなりにきれいだった。
すっかり興奮した「ゆい」は22時半まで寝なかった。
**
深夜,いつものように,上のインド人がうるさい。
音楽がうるさいので,天井をどついたら,音量をしぼりやがった。
どなりあっているかのような話し声も,たいそう迷惑だった。
どうせ,だれか泊まりに来ているに違いない。
泊まるといっても,明け方まで眠らないようだが。
10月2日
午前7時ちょうどに,上のインド人学生が洗濯機をスタートした。
一発で目がさめた。それほど水の流れる音とモーターの音がうるさいのだ。
朝っぱらから,どなるような話し声も筒抜けでうるさい。
がまんできず,7時40分に上にいってドアをノックした。
しかし誰も出てこない。
何度かどついて,あきらめた。
妻に聞いてみると,私のノックで話し声はやんだそうだ。
さすがにその後,やつらは乾燥機までは使わなかった。
居留守だとわかっていたが,もう一度ノックした。
やはり無反応。
あきらめて,朝の7時から洗濯機を使うなという張り紙をした。
**
午後,うちのドアに張り紙がはってある。
私の書いた紙に書き加えてある。
7時から使えないというのならば,いったいいつ使えばよいのかと。
つまり,やつらは,私が7時以降に使うことをやめろといっているという 風に,悪く悪くとってきやがった。
再度,張り紙をしようとしたら,ちょうど,前に事務所にいっしょに行った ほうのやつが帰ってきた。
それから,延々と口論した。
やつがいうには,マネジャーとの話し合いでは,洗濯機の使用に関しては 規則はなく,たとえ他人の迷惑になっても, 自分たちには24時間いつでも使用する権利があるのだということは 確認ずみだという。
私はそうは理解していなかったが,それはこちらの語学力の問題があると思う。
音楽に関しては,結局程度問題。
話声のことにうかつに言及したら,部屋で話すなというのかと 揚げ足をとられる。
お互いに非常識だとののしりあって,最終的には 時間の無駄だから,週明けに再度マネジャーに会いに行こうと 向こうからいいだした。
のぞむところだと返事して,口論はやめた。
**
完全に記述することは不可能だが,私も妻もこれで完全にあきらめた。
やつらには何をいっても無駄だということがわかった。
これ以上やりあっても,時間と精神力をすり減らすだけだ。
週明けにマネジャーに相談して,上のインド人学生のことは もうあきらめたので,契約を破棄して,残存期間の家賃を払い, 違約金を払うので,退去の手続きについて聞くことに決めた。
そのための費用は決して安いものではないが, せっかくの在外研究のチャンスなのに,こんなことで精神的に 疲労するのはばかばかしい。
残る6ヶ月,とうていやつらは変わるはずがない。
こちらの負けで結構だから,静かな環境を 何としても手に入れたい。
いったいなぜ,これほどまでに災難ばかりが降りかかってくるのだろうか?
10月3日
アパートにいても腹立たしいだけだから,再びLake Travis へピクニックへ出かけた。
前回の対岸にあたるWindy Point というところをめざして行ったのだが, いざついてみると,入園料が1人$10 とある。
高いなぁと思っていると,受付のおばあさんが説明してくださった。
(「Titanic」のローズのようなおばあさんだった)
ここは有名なダイビングポイントで,みんなダイビングにやってくる。
よって入園料が$10 に設定してあるそうだ。
すぐ隣に子供が楽しめる岸辺があると教えてもらったので,そちらへ行った。
そして前回同様,「ゆい」は1時間も石を投げて遊んだ。
最後は,妻と「ゆい」が
「インド人のばかやろう!」と叫んで石を投げていた。
**
今日は残暑が厳しかったので,アパートに帰り,久しぶりに3人でプールを楽しんだ。
でもずいぶん水は冷たく感じられた。
やはりもう10月ということだろうか。
アパートにいると腹が立つので,ドライブに出かけて,スーパーをはしごして, 楽しく過ごすことにした。
10月4日
今朝は早くから何度も目がさめて眠れなかった。
朝8時半,事務所が開くのを待って,マネジャーを訪ねたが,午後2時以降にならないと 今日はこないとのこと。
せめて,このアパートの最上階に空き部屋があるかだけでも知りたくて, 聞いてみたが,その人にはわからないとのことだった。
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仕方ないので,私は大学へ。
Hugh さんから,Visiting Scholar なら駐車許可証がもらえるとの情報を 得たので,いってみることにした。
手続きは簡単で,$81 をVISA で払って,すぐに許可証をもらえた。
あまりにあっけなくて,力がぬけた。
もちろん,この大学では駐車場不足は深刻で,許可証があることは, 駐車スペースをみつけられることを意味していない。
ただ,これでアパートを変わる際に,UT Shuttle Bus 路線沿いで ある必要はない。
このことがはじめからわかっていれば,今のアパートに入らずに, そして8月いっぱいホテルで待つようなことはなかったのに。
初めてNita さんに会った日,駐車場のことを当然たずねたのだが, 彼女の返事を不可能というニュアンスで理解していた。
彼女の意味は違っていたのかもしれないし,彼女は知らなかったのかも しれない。
いずれにせよ,語学力の不足はすべてにおいて災いを招いている。
もっともそれは当たり前だろうか。
すぐにバスでアパートに戻る。
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もう一度,事務所に寄って,3階に空き部屋が出るかどうかたずねたのだが, 事務所の女性に嫌われているのか,とにかくマネジャーと話してくれの 一点張りで,何も教えてくれない。
(この事務所には,マネジャーのTara,主任のアリーン, 気の弱そうな兄ちゃん,そして大変好意的なメリッサがいる。 意地の悪いのはアリーン。)
時間が貴重だから,情報を集めて,作戦を立てたいのに,これでは 打つ手がない。
明日はGordon 先生の奥様が,妻と「ゆい」を Austin Children Museum へ連れていってくださることに なっていたのだが,妻が電話をして,キャンセルしていただいた。
そして妻は「ゆい」を公園に連れて行った。
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昼食後,退去に備えて,銀行へいって預金しておいた。
(小切手を切れるだけの預金が必要だからだ。)
戻ると,2時半前だった。
事務所でマネジャーと話し合い。
今日は文句を言いに来たのではなく,退去したいのだとまず 表明したうえで,先週の話し合い以後の出来事を話した。
そして,我々は他のアパートを探すつもりだが, 一応,このアパート内部で,最上階に空室が出る予定があるか, そしてそこへ我々が新規の申請者として申し込める可能性があるかと 伺った。
返答は,空室はあり,現在の契約を破棄することによる 罰金,および残りの契約期間の家賃を払ってもらえれば, 遅くとも来週中には移れるという。
私たちが迷っていると,Austin の北部に,マネジャーである 彼女がマネジャーを兼任する姉妹コミュニティがあり, そちらにも空室が最上階にあり,同系列のアパートであるから, 通常なら1ヶ月前の退去通知が必要だが,来週中に移れるという。
インド人の下の部屋には一日とも長くはいたくはない。
大変よい提案だと思えたので,一度見に行くことにした。
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Highway をとばすと,実際10分ほどでついてしまう。
新しいアパートがたくさんある地域だ。
スーパーのHEB も1マイルほどの距離にある。
幼稚園やpreschool もあった。
公園も近くにある。
部屋を見せてもらったが,同系列ということもあって 何かとそっくりだが,こちらのほうがやや新しいし,広い。
家賃は$815 で$10 安い。
アパート内には家族が多いようで,子供の姿をすぐに見かけた。
大変気に入ったが,まだdeposit はうたず, いちどTrestles(現在のアパート)へ帰った。
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マネジャーと再度話をした。
今日中にdeposit をうつつもりだが,明日,他のアパートも回ってみようと 思うと伝えると,不審な顔をされた。
(その意味はあとでわかった。)
再び,新しいアパートへ向かう。
申請書をかいて,deposit $250 を払った。
ここで,明日,別のアパートも回ってみようと思っていると いうと話がこじれ始めた。
このアパートを経営する会社の方針で,そういう場合には deposit を受け取れないのだという。
(これがうちのマネジャーが不審な顔をした理由だ)
それではdeposit の意味がと思うわけで,なかなか 理解できず難儀したが,とにかくこのアパートを失うことは 避けたいので,妻とその場で相談して決心した。
(これがまたまた大失敗だった!というか,だまされたというべきか, 言葉のハンディが災いしたというべきか。)
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帰り道,家具のレンタル会社に立ち寄った。
閉店1分前に滑り込んだ。
来週中に引っ越す予定であることを伝えると,レンタル家具の運送を 手配してくれるそうだが,返事は明日以降になるとのこと。
最後に,近所のATM で日本の口座から預金をおろして帰宅した。
大変疲れる一日だった。
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来週中には新しいアパートに移って,落ち着きたい。
つらいことばかり続いているが,どうせ英語は下手だし, 開き直って,なんでもこなしてやろうと思うしかない。
今度こそよい幼稚園が見つかると良いが。
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夜,いつものほうのインド人学生がやってきた。
明日マネジャーに会いに行こうというので,我々は 来週中には退去することを伝えた。
その後は好きなようにするがいいと伝えた。
だから今週と来週は静かにしてくれと最後に言った。
うれしそうな顔をしているようにみえた。
腹立たしいが,もう済んだ事だ。
上の部屋から話し声が聞こえてくる。
勝利を祝ってでもいるのだろうか。
二度と顔もみたくない。
階上はいつものように,どたばたとやかましい。
23時からいつものようにまた洗濯機が回り始めたが, 疲れていたので,私も妻も寝てしまった。
10月5日
今日も激動の一日になった。
まず,今日申し込むことにしていたdaycare をキャンセルした。
そして,新しいアパートであるArbors へ向かった。
マネジャーに会い,入退去の日取りを決めた。
向こうから提案があり,入居は15日(金)16時以降,退去は週明けの18日 (月)といわれたので,それを承諾した。
(尋ねなかったのだが,それより早く入れない事情があるのだろうか?)
今日の午後に,退去の手続きを現在のアパートで行うことになった。
書類を提出して,違約金と契約の残存期間である4ヶ月分の家賃, あわせて$4000 ほどを払うことをマネジャーと確認した。
(これが後で問題になってくる)
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車をおいて,アパートのまわりを3人で散歩した。
私たちの新しい部屋の前には小道があり,丘の上のほうまで ずっと続いている。
なかなかよい散歩道で,自転車も通れる。
ここなら「ゆい」が自転車に乗っても安全かと思う。
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現在のアパートへ戻り,私は大学へ。
妻は「ゆい」をいつもの公園へ連れていった。
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さて,大学に着いて,松田君に週末からの出来事を話した。
12時過ぎ,Gordon 先生が向かいのHugh に電話してきた。
これはランチの誘いに違いない。
(最初のころは本当に大変だったが,だんだん親しくなってきたおかげで, 最近は楽になってきた。もちろん,会話についていくのは難しいが)
今日はGordon 先生,John,Alan,Hugh,松田君と私と,もう1人 年配の知らない方。
(紹介されたがわからなかった。二日後に判明したのだが,John Stallings だった!)
いつもの店でサンドイッチを食べた。
今日は多すぎないよう,ポテトをやめた。
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さて,ランチの道すがらとランチの途中, 週末からの出来事を説明したのだが,大変なことになってしまった。
Hugh やAlan は違約金とか高いが仕方ないねで済んだのだが, Gordon 先生とJohn が納得しない。
筋が通っていないというのだ。
残りの契約期間(破棄しようとしているほうの現在の契約) である4ヶ月分の家賃を払い,そのうえreletting charge $701 を 払うのはおかしいと主張される。
さらに,同じ会社が経営するアパートへ移すくせに, 契約のtransfer を行わず,契約破棄および新規契約を行おうとすることに 納得できないといわれる。
数学教室までもどり,廊下でGordon 先生とJohn と話を続けていると, Gordon 先生の隣室のCharles Radin 教授まで出てきて, WWW で住宅契約に関する権利などの情報があるとかいう話になり, 事態は収まらなくなってきた。
私は,AMS の集会直前に先生方をわずらわせたくないし, もうほとんど終了しかけていることだと伝えた。
しかしGordon 先生とJohn は納得されない。
(納得しないのがアメリカの文化なのか,それとも お2人の性格なのか)
話をこじらせたくないし,マネジャーの私に対する印象も心配であるし,
(マネジャーにすれば,インド人学生と英語の下手な日本人との 間のやっかいな問題かもしれない)
最善ではないにしても,なかなかよさそうなアパートを失いたくはないというのが 私の主張したことだ。
Gordon 先生は,知り合いの弁護士に相談するとまで言われる。
結局,John の部屋で2人でさらに話し合い, John がこれからマネジャーに直接会って, 事情を聞くということになってしまった。
(ありがたい話だが,申し訳ないとしかいいようがない。 もちろん,彼もGordon 先生もそんなことは気にする必要ないの 一点張りなのだが。)
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すぐにJohn の車でアパートに戻った。
白のオールズモビルで,81年にJohn のおばさんが新車として購入し, 10年前におばさんからJohn が買ったそうだ。
右のサイドミラーがないけどと尋ねると,
右は必要ないという返事。
しかし,大変慎重な運転に見えた。
もちろん,クーラーはない。いわゆるアメリカンスタイルで大きい車。
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さて,マネジャーが留守だったので, 私の部屋で待つことになった。
ちょうど妻も「ゆい」も部屋にいた。
契約書を見てもらい,さらに相談した。
John がポイントをいくつか指摘してくれた。
まず,reletting charge $701 というのは,私が退去した後, この部屋に新規の入居者を探す手間に対して支払うものである。
残存期間である4ヶ月分の家賃を全額払うということと, 新しい入居者がこの部屋に入り,家賃をそちらからも取るということは, アパート会社にしてみれば,1つの部屋から2重に家賃を稼ぐことになり, 絶対におかしいという。
ただ,契約書を見る限りでは,その支払いの要求をうける可能性は あるという。
John は,Austin の住宅協会のようなところへ電話して相談をしてくれたのだが, やはり支払いを要求されうるということだった。
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マネジャーが帰ってこず,ずいぶん待たされた。
「ゆい」と遊んでもらったり,私と数学の話をしたり。
30分ほど待って,ようやくマネジャーに会えた。
2人のやり取りを完全にはフォローできなかったが, John は私の意はくんでくれて,けんかにはならないようにすると いっていたのだが,けっこう食い下がっていた。
結論は,意外なものだった。
まず,reletting charge $701 は支払う義務がある。
次に,残存契約期間の家賃だが,$825 x4ヶ月−deposit $250 を まずは請求されるのだが,新しい入居者が入った時点で, 私の責任は消滅し,その時点までの家賃(日割り)を再度請求されて, それを支払えば終わるということだった。
Austin のアパート事情を考えると,11月の半ばには入居者が みつかるだろうから,私が払う家賃は1ヶ月分の家賃にも満たないと 思われるということだった。
私にとってはうれしいことだ。
(後で考えれば,どうしてマネジャーはこれまで 一度もこのことを説明してくれなかったのだろうか? 英語が下手だから,いわなかっただけか? それとも,John がこなければ4ヶ月分とるつもりだったのだろうか? 本当のことはわからない。)
それでもJohn はまだ納得できないようで, とにかく手続きを明日まで待たせることにしてくれた。
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部屋に戻り,再び相談。
John に昨日のdeposit にまつわる一件を話したら, 信じられないという返事だった。
もちろん,私にとっても理解しがたいことだったわけだが。
John は,他のアパートを見に行くのが良いというのだが, 私と妻の気持ちを伝えて,納得してもらった。
もうこれ以上の時間とエネルギーの浪費をさけたいし, best の結論ではないにしても,better であると。
John は,ずいぶん子供にとっての環境がどうであるかを 心配してくれた。
もちろん,実際に住んでみなければわからないことはきっとある。
明日から,1週間はセミナーと学会の連続で,誰もが忙しい。
John がGordon 先生に電話で状況を説明した。
Gordon 先生は知り合いの弁護士と話をされたそうだが, John からの事情をきいて,今のところはできることはないといわれ, それでも明日,別のところへ相談するといわれる。
本当に納得されるまではあきらめない方だ。
退去の手続きは,明朝のGordon 先生からの結果を待って 進めることになった。
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失礼ではあるのだが,私と妻の気持ちは固まっている。
なにかさらにできることがあるにしても, 私たちだけではできない。
最初は$4000 を覚悟していたのに,せいぜい$1500 で済むのだから 現状で申し分ない。
もちろん明日,どうなるかはわからない。
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John に,これまで何をやってもトラブルが付きまとってきたと話した。
そして,今日もこれから レンタル家具会社に電話して,家具の移送の日取りを相談しなければ ならない。
しかし,電話でのこういった手続きでこれまで何度もトラブルになってきたと話した。 そこで,申し訳なかったが,代わりにレンタル家具会社へ電話してもらった。
悪い返事で,19日しか手配できない上に,費用は$150-200だという。
John がいうに,トラックをレンタルしてさっと引っ越せば,$50 で済むという。
今日のところは,19日で押さえておいて,後でキャンセルしようという ことになった。
引越しを手伝ってもらえるかもしれない。
10月6日
今日も激動の一日になった。
真夜中に目がさめた。
時計をみると,12時54分。
上の階がやかましい。洗濯機を始めたようだ。
足音もうるさい。お風呂も使っているので,水の音も聞こえる。
疲れていたので眠れたが,6時ごろから目がさめてしまった。
うつらうつらと横になっていたが,7時にあきらめて起きた。
8時半,Gordon 先生から電話があった。
大学内の法律相談に電話したのだが,学生にまつわることではないので 相談にのってもらえなかったそうだ。
私がよいなら,先に進めて良いのではといわれた。
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朝食をとりながら,妻と相談した。
相談したというより,妻に説得された。
新しいアパートを今日,見に行こうというのだ。
何をやっても,トラブル続きで,英語の問題も深刻だし, 自暴自棄になるときと,がんばろうと思うときが交互にやってくる。
妻が主張することは,マネジャーの行動は信用できないし, 同じマネジャー,同じ会社のアパートに移ったら,今度何かあったときの 対応が信用できないというのがポイントだ。
Arbor で,deposit の件で,あのようにならなければ, 昨日は他の物件をみてまわるのが当初の予定だった。
それを邪魔された形になっている。
じっくり考えて,私も気持ちを変えた。
今日は,John Stallings のセミナーがあるのだが,参加はできなくなる。
Gordon 先生に電話して,考えを変えたことをお話した。
Gordon 先生は,いくつかのポイントを話された。
John の印象では,マネジャーはそれほど悪くないということだそうだ。
この会社が信用できないとしても,他の会社もやはり信用できないのではないか。
Gordon 先生が最もこだわっておられたのは,なぜ最初に契約のtransfer を してくれなかったのかという点だった。
お忙しいのに,ずいぶん長い間電話で話をしていただいた。
最終的には,今日,他のアパートを見にいくのはよいが,決して deposit をうつなといわれた。
また,他の会社の経営するアパートへでる場合, いくら請求されるか慎重に確認するようにと警告された。
姉妹アパートへでるのではないから,退去日は,書類上は 1ヶ月先になる。reletting charge と来月の家賃は仕方ないにしても, 12月から2月までの家賃を全額請求されるのは絶対におかしいから, 払ってはいけないといわれた。
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10時,妻と「ゆい」を連れて,当初から計画していた エリアへ出発した。
順番に3件のアパートをみてまわった。
1つは,8ヶ月リースしかできないということで だめだったが,残る2つでは悪くない条件の部屋が見つかった。
昼になったので,いったん帰宅して,昼食を食べて再度,妻と相談した。
午前中に見た最後の物件はよいかもしれないと心がゆれた。
午後からももう少し見に行こうと妻がいうので, 再度同じエリアを挑戦した。
Walnut Creek という大きな公園があるのだが,それに隣接するアパートを 訪れてみた。
2 bedroom の空室はあるが,1階だと言う。
あきらめかけていたら,3 bedroom なら最上階が空いているという。
家賃は少々高くなるが,アメリカにくる前に考えていた額だったので, さっそく見せてもらった。
これまで見たアパートの中で,当然もっとも広い。
景色もよいし,裏の公園内には,子供用の遊具もある。
近所のスーパーHEBとK-mart へも自転車で安全にいける。
幼稚園もいくつかみつけた。病院も近い。
全てにおいて,Arbor よりも条件がよい。
それでもGordon 先生との約束があるので,deposit はうたないが, 相談した後,戻ってくるかもしれないと話すと,ここのマネジャーは 驚いたことに(こんなことはこれまで一度もなかった), 17時までは押さえておくという。
妻と私の予想では,今は時期はずれで,その3 Bedroom の借り手がなかなか みつからないのではないかと思った。
実際,玄関にスペシャルと張り出してあり,最初の月は家賃の半額を 負けてもらえるとまで書いてある!
裏の公園を実際に歩いてみた。
慎重に周囲も見て周り,環境をチェックした。
私も妻も気持ちは固まった。
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帰宅したら,ちょうど3時になり,セミナーが終わったころなので Gordon 先生に電話して,いきさつをお話した。
現在のアパートからいくら請求されるかという点と, Arbor をキャンセルするのだが,deposit が帰ってくるのか だめでもともとだが,聞いてみるようにいわれた。
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事務所にいくと,マネジャーはおられた。
最終結論として,Arbor をキャンセルすること,他のアパートを見つけたことを 伝えた。
従って,退去日は(書類上は)1ヶ月後の11月6日になる。
問題の請求額は,まずreletting charge $701.25 と 来月の家賃だけであり,その後,12月から2月までの残存契約期間の 家賃をいったん請求されるが,それを支払う必要はなく, 昨日の理解どおり,新しい借り手が見つかった時点までの 額だけを再請求するので,それを支払えば終わるということを確認した。
これでマネジャーと話すのは最後になるだろう。
後は,我々にいつも好意的だったメリッサと退去届を書いた。
今日のところはreletting charge のみをチェックで払い, 来月の頭に11月分の家賃を払い,11月6日に鍵等の返却をして全てが 終了することになった。
意外とあっけない幕切れだった。
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16時を回っていたので,まず例のアパートへ電話して, これからdeposit をうちに行く旨を伝えた。
私たちが決めたのは,Jefferson at Walnut Creek というアパートだ。
すぐにdeposit $350 を払った。
入居日は週明けの11日月曜日となった。
8,9,10日がAMS Meeting。
11日には,Kirby がセミナーで話すのだが,現在のアパートを 来月まで借りているのだから,事実上はいつ引っ越してもOKであり, 荷物を一度に運ぶ必要もない。
セミナーに出られないことはないだろう。
さっそく,もよりのHEB に寄って,買い物をしてから帰ってきた。
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妻は「ゆい」を連れて,近所に買い物に行った。
テレタビーズのシャンプーを約束していたからだ。
その間,私はガス会社に電話して,新規接続を依頼した。
(いつものように,電話での依頼はトラブルばかり。 ある1点だけどうしても理解できず,話がもつれたが, 一応予約はできた。ただ,問題となったことが, アパート側にとって問題であるかないのかを明日,確認する必要がでてきた。)
*
このことで気がめいっていたら,妻が帰ってきた。
車の後ろのドアが半開きだったという。
閉めたはずだから,誰かに物色されたのではないかというのだ。
実際,何も置いていないので,確認したが異常はなかったのだが, 盗まれでもしたらやっかいだ。
事実の確認はできないが,怖いという気持ちが芽生えた。
 
10月7日
もうどうでもよいことだが,今朝も4時や5時に上の部屋から話し声が聞こえてくる。
夜は眠らないようだ。修行でもしているのだろうか。
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少し気持ちが落ち着いてきた。
9時を待って,電話会社に電話して移転の手続きをとった。
やはり番号が変わるそうだ。
長距離電話会社にも電話した。
続いて,新しいアパートの事務所へ電話して,ガス会社との予約番号を伝え, 昨日私がわからなかったことを説明してもらった。
ガス会社が昨日いっていたこととは,ガス湯沸器の点火まで申し込むかどうかという ことだったことが判明した。もちろんそれは有料らしい。
事務所側がやってくれるので,そこまでガス会社に頼む必要はないらしい。
そこで,ガス会社へ再び電話して,昨日の私の注文をいったいどう受け止めたのか 確認したら,その追加サービスは入ってないそうで,変更無しということで解決した。
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今日はセミナーがあるので大学へ。
大学へついたら,まず銀行へいって,預金をして,住所変更を報告した。
ただ,新しい電話番号を覚えていなかったので,それはまた後日ということになってしまった。
小切手帳はまだまだたくさんあまっているのだが,住所が印刷されている。
引越し後もそのまま使っていいのかときいたら,問題ないそうだ。
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ランチは,Gordon 先生,John, Hugh,John Stallings,Millet, Long,Sofia,松田くんと私, それに知らない先生が数名の大所帯だった。
近所のカフェテリアでサンドイッチを食べた。
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今日の午後2時からのセミナーでは,Sofia Lambropoulou が講演した。
Braid とMarkov moves の話だった。
10月8日
朝,レンタル家具会社に電話して,19日の移送予約をキャンセルし, 新住所を伝えた。
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今日から3日間,この大学でAMS Meeting が開かれる。
初日の今日は,夕方16時から19時まで,Dehn surgery のセッションがあり, 有名な先生方が講演される。
昼すぎ,私の部屋へ,韓国のSeungsang Oh くんたちが訪ねてきた。
Choi DoohooくんとLee Sangyopくんがいっしょだ。
日韓結び目スクールで知った顔だ。
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今日の午後の講演は以下の通り。
  1. Hugh Howards, Incompressible surfaces and Dehn surgery on knots.
  2. Eric Sedgwick, Decision problems in the space of Dehn fillings.
  3. J.H.Rubinstein, Immersed essential surfaces without triple ponts in 3-manifolds.
  4. Ying-Qing Wu, Knots and links in S^3 without parallel tangent lines.
  5. Rachel Roberts, Surgery when degeneracy is \pm 2.
  6. Xingru Zhang, On algebraic components of SL(2,C)-character varieties of knot exteriors.
John とAlan が担当するSpecial session on Dehn surgery and Klein groups。
全員がOHPを使用して,細かい字が多くて,見るのに苦労した。
席が足りなくて,狭い部屋は満員。
私は,Xingru とChaim Goodman-Strauss と話すことができた。
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19時にいつものように大学内のバス停にいったのだが, シャトルバスが全然やってこない。
30分ほど待ってやっと来た。
疲れたので,早くに寝てしまった。  
10月9日
妻と「ゆい」を車にのせ,9時に松田君を迎えにいった。
松田君をのせて,Zilker Park の植物園へ。
そこで今日,Austin Japan Association のイベントがあり,妻と「ゆい」だけ 参加するのだ。
2人を降ろして,私と松田君は大学へ。
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今日の講演は以下の通り。
  1. Danny Calegari, Foliations and group actions on S^1 and R.
  2. Ian Agol, Volumes of Haken hyperbolic 3-manifolds.
  3. Colin Adams, Supercrossing number for knots and links.
  4. Emily Hamilton, Abelian subgroup separability of Kleinian groups and fundamental groups of Haken manifolds.
  5. Darren Long, Pseudomodular surfaces
  6. John Stallings, 3-manifolds in Princeton in the 50's and 60's.
  7. Peter Shalen, On the weak Lopez conjecture.
  8. Marc Culler, More on the weak Lopez conjecture.
  9. Martin Sharlemann, Levelling a knot's tunnel.
  10. Steven Boyer, Some local properties of the SL(2,C)-character variety of 3-manifolds.
  11. Joel Hass, Boundary slopes of immersed surfaces in 3-manifolds.
  12. Steve Kerckhoff, The shape of hyperbolic Dehn surgery space.
今日は,Scharlemann と話すことができた。
今回,Jaco やBrittenham といった人たちも参加している。
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ところで,妻と「ゆい」の方はどうだったかというと,午前中の植物園の ボランティア清掃は小人数で楽しかったそうだが,お昼の焼肉パーティーに なってからは,ボランティアには参加もしない学生連中がどっさりおしかけ, 子供連れもほとんどおらず,退屈したそうだ。
学生といってもテキサス大学の学生だけでなく,英会話学校に通うような 連中まできており,子供の相手もしてくれず,困りものだったという。
そんな状態だから,だんだん家族会員が離れていったのではないだろうか。
うちもこれが最初で最後にするかもしれない。
入会金の$20 を損した。
学生たちは昼からソフトボールに興じたが,妻と「ゆい」はその時点で 帰ってきた。
10月10日
今日はMeeting の最終日。
9時半に松田君を迎えにいった。
今日の講演は以下の通り。
  1. William Jaco, Finiteness of Heegaard splittings for atoroidal 3-manifolds.
  2. Jennifer Schultens, Heegaard genus and separating incompressible surfaces.
  3. Steven Bleiler, Non-mutant hyperbolic knots with unfaithful double branch covers.
  4. Mark Brittenham, Seifert surfaces and disk decompositions.
  5. Joseph Masters, Virtual Betti numbers of bundles.
Brittenham の講演はおもしろかった。
free genus one, hyperbolic knot のminimal Seifert surface で, disk decomposable でないものをいくらで構成できるというものだった。
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Meeting 終了後,松田君を送り,帰宅。
午後から,アパートのプールへ3人で入った。
やはり,10月ともなると,水が冷たい。
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スーパーへ買い物に出かけて,帰りにU-Haul というトラックのレンタル店に 寄ったのだが,17時で閉まっていた。
明日は朝7時からやっていることを確認。
いよいよ明日は引越しだ。
夜,荷物をまとめる。
10月11日
早くから目がさめた。
7時になったら,「ゆい」も起きてきたので, 2人で「Teletubbies」をみた。
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7時半,日の出を待って,昨日寄ったトラックレンタル店へ。
日本では普通免許で運転できないようなトラックを貸してくれる。
運転が不安だから,一番小さいのを借りた。
アパートへ帰り,いよいよ荷物の積み込み。
9時になり,まず第1回目の運送。
トラックの運転はやはり難しい。
Highway でまっすぐだからまだましだが。
新アパートへ着き,まずは契約書のサイン。
今月の家賃を払い,鍵をもらった。
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新しい部屋は3階にあり,荷物を運ぶのは大変だった。
トラックと部屋をいったい何往復しただろうか。
11時,旧アパートへ戻り,2度目の積み込み。
これでソファーやベット,タンスなどの大物を残して全て積み込んだ。
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2度目の荷物を新しいアパートへ運び込み,昼食。
14時からセミナーがあるので,私は急いで旧アパートへ戻る。
トラックを置いて,UT shuttle で大学へ向かった。
14時少し前に到着。なんとか間に合った。
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今日のセミナーでは,Rob Kirby がE8-manifold について, 主にframed link を使った認識の話をした。
Gompf も聞きに来ていた。
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セミナー終了後,松田君にお願いして,最後の大物の運送を 手伝ってもらうことにした。
いっしょに旧アパートへ戻り,2人でなんとか 残っていた大物を積み込んだ。
新アパートへ到着したが,妻と「ゆい」は買い物に出かけて留守。
松田君と2人で3階まで全てを運び込む。
私は朝からの重労働で疲れた。
全て運びこんだら,妻と「ゆい」が帰ってきた。
私は松田君とトラックを返却に向かう。
全部で$40 弱で済んだ。
なんでもやってみるものだ。良い経験ができた。
置いてある自分の車に乗り換えて,松田君をアパートまで送る。
私が新居へ帰宅したのは18時だった。
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夜に部屋の中を片付けた。
今度のアパートは3 Bedroom もあるだけでなく,最上階の3階にあり, 天井まで3m 近くもある。
主寝室からは東向きで,裏手に広がるWalnut Creek Park が一望できる。
副寝室は西向きで,洗濯物を干すかな。
もう1つの寝室は何に使おうか?
台所だけでも寝られるぐらい広い。
暖炉があるが,使わないだろう。
パティオだけでも,「ゆい」が自転車にのって遊べそうだ。
家賃は少々高いが,今度は騒音に悩まされることはないだろう。
明日からの生活が楽しみだ。
やりのこしている手続きを明日から順にこなしていかなくてはならない。
10月12日
新しいアパートで最初の朝を迎えた。
主寝室からは真っ赤な日の出がみえた。
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朝一番で,事務所へ行って,アパート内部のチェックリストを提出した。
入居後48時間以内に提出するもので,退去時にこちらの責任でないことを明確にするために 入念に点検した。
問題は,冷蔵庫の利きが悪いことだけだったので,さっそく修理を依頼した。
いきがけに,プールをみたのだが,泡がごぼごぼとたっている SPAをみて,「ゆい」は大喜びだった。
妻の自転車をどこに置けば良いのかマネジャーと相談すると, 階段の下に置いてもよいが,盗難の心配があるという。
アパートの規則では,PATIO に持ち込まなければならないし, みたところ,皆そうしている。
しかし,子供用のキャリアまでついていて,妻が1人で3階まで上げ下げするのは 不可能だ。
無理してやっていたら,いつか怪我をするような気がする。
駐車場は3種類あり,いわゆる倉庫型のガレージと,屋根付きのカー・ポート, そして屋根無しの無料駐車スペース。
ガレージなら,自転車も格納できる。
空はあるそうで,月$70 だそうだ。
明日にでも借りることにしようかと思っている。
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10時前に,まず3人で歯医者にいって,妻が明日の予約の確認をした。
次に,銀行にいって預金。
保険会社にいって,車の保険の住所変更を行った。
最後にトイザラスに寄って,「ゆい」の自転車を買ってしまった!
昼前になってしまったので帰宅。
昼食後,私は大学へ。
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今日のセミナーでは, Rubinstein が"Triangulations and algorithms in knot complements and 3-manifolds" という題目で話された。
以下の2つが主結果だった。
3-manifold 内部にessential sphere があるかどうかを, 単体数nの場合に,3^n のorderで決定するアルゴリズムの存在。
irreducible 3-manifold 内部にessential torus があるかどうかを同じ order で決定するアルゴリズムの存在。
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Nitaさんから連絡が入った。
我々の部屋に来月からさらに2人のVisitorをいれるかもしれないという。
3人でなんとかという状況なのに,窓もないこんな部屋に5人も詰め込まれては たまらない気持ちになるが,私には選択の余地はない。
NitaさんもこれほどのVisitor を予期していたわけではなく,おお慌てで 部屋のやりくりをしてはいるそうだ。
この建物は古く,Gordon 先生たちの部屋だって,広島大学の私の部屋の 半分ぐらいしかない。
教授は1人部屋だが,講師クラスになると3人部屋だ。
すぐ後にNitaさんからまたメールが来て,なんとか1人だけの追加で おさめようとしているそうだ。
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18時過ぎに帰宅。
冷蔵庫の修理は実は11時頃にきてくれたのだが, その後,全然直っていなくて,午後から妻がもう一度 修理を依頼したそうだ。
15時ごろから修理にきてくれて,結局,冷蔵庫を取り替えてくれた。
さらではないが,製氷機も動くし,まずまず冷えるようになり安心した。
電話も今日の夕方から使えるようになった。
後はケーブルTVの移転と,免許が問題か。
10月13日
朝一番で事務所にいって,ガレージのことを尋ねたら, 来月にならないと空きが出ないという。
昨日のマネジャーの話では空いているといっていたが, 要するにマネジャーはそこまでの現状は把握していないということか。
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9時45分から,妻の歯医者の予約があるので,3人で出かけた。
前のアパートの近くの歯医者なので,車で行くしかないからだ。
妻の治療中,私と「ゆい」は待合室で待っていた。
結局,1時間近くかかり,1万円以上とられた。
来週の水曜日に詰め物をするとのことだ。
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いったんアパートに戻り,昼食後,私はすぐに大学へ。
2時からのセミナーでは,ニューヨークから生物関係の研究者Craig Benham が, DNA Topology について話した。
linking number やwrithe の定義で半分という印象を受けた。
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夕方,運転免許場へ寄って,免許の住所変更を申し出た。
実は,8月末に合格したわけだが,いまだに本物の免許証が届いていない。
紙切れである一時免許証は10月24日まで有効なので,今日まで待っていたのだが, やはりトラブルがあったに違いない。
いずれにせよ,12月12日まで有効の一時免許証をもらって,3週間ほど待てば 今度こそ本物の免許証が届く予定だ。
アメリカでは,なにかとPhoto ID を求められるので,免許証があると 断然便利なのだ。
さもなければ,いちいちパスポートを持ち出す羽目になる。
10月14日
朝から大学へ。
時間が早いので,駐車スペースを見つけることができた。
ランチは,Gordon 先生,John,私と松田君,そして韓国からの3名, Oh くんと,Choi くん,Lee くんで,近所のピザ屋へ。
明日,Oh くんたちはオースチンを発つ。
$6 で食べ放題なのだが,みんな良く食べた。
私は一皿しかとらなかったが。
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夕方,多少の渋滞はあるものの,たいしたことはなく帰宅できた。
帰りやすい道も覚えた。
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書く量が減るということは,生活が安定してきた証拠だ。

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