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次に、2つの標本列
および
が与えられた場合、これらの標本列の類似度を測る統計量として相関係数
がある。それは、
 |
(3) |
で定義される。ただし、
および
は、それぞれ、
および
の標準偏差である。
相関係数は、各標本列から平均を引いた値を要素とするベクトル
および
を考えて、それらのベクトルのなす角を
とすると、
 |
(4) |
となり、
から
の範囲の値をとる。相関係数は、テンプレートマッチ
ングやステレオやオプティカルフローの推定での対応点の探索のための評価関
数として用いることができる。
平成14年7月19日