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領域分割への応用

画像を局所的な特徴が一様な領域に分割する領域分割は、コンピュータビジョ ンにおける最も基本的な手法のひとつであり、小さな領域から一様な領域を統 合する統合法、大きな領域を分割する方法、確率的弛緩法を用いる方法等の多 くの手法が提案されている[74]。領域の統合をどこで止めるか、 あるいは、領域の分割とどこで止めるかといった分割数の決定の自動化は、 これらの手法に共通する課題である。モデル選択手法は、その解決策を与える 有力な手段であり、MDLがよく利用されている。

例えば、Leclerc[42]は、画像の領域分割の問題を MDL の観点か ら定式化し、連続変形法によるアルゴリズムを提案している。Kanungo等 [28]は、Leclerc[42]が定式化した画像の領域分割 の問題の準最適解を高速に求めるために、領域統合に基づく手法を提案してい る。また、Zhu等[87,88]は、それらをさらに発展させ、マルチバ ンドの画像の領域分割に適用している。さらに、Zheng等[86]は、 動画像圧縮への応用のための動きによる領域分割に MDL を用いている。



平成14年7月19日