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交差係数行列の固有値問題
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交差係数行列の固有値問題
付録 A.1.
の最大固有値と固有ベクトル
統計量
に関する関係式
(432)
から、
(433)
が常に成立する。これは、
は
の固有値のひとつであり、対応する固 有ベクトルは
であることを意味する。
今、
を
のある固有値で、
に対応する固有ベクトル を
とすると、固有方程式
(434)
から、不等式
(435)
が成り立つことがわかる。ここで、
である。
この不等式から
であり、
は最大の固有値である。
Takio Kurita 平成14年7月3日