1月の植物 キャンパス内のスミレの仲間です              

スミレ (スミレ科)
身近で見られる春の野草の代表種。キャンパス内の芝地や道路脇で普通に見かける。葉は長楕円形で葉柄には翼がある。側弁の基部には毛がある。名前は大工さんが使う墨壷の形に似ているため(4/3樹木園芝地)
ノジスミレ (スミレ科)
スミレに比べてやや肥沃で湿った場所に生える。花はやや大きく側弁の毛がない。葉はヘラ形でビロード状の微毛がある(4/3生態実験園入口)
ヒメスミレ (スミレ科)
スミレに比べ乾き気味のやせ地に生える。葉は長三角形で無毛。花は小さく花弁が細い。側弁には毛がある。教育学部周辺に多い(4/12ぶどう池北の伐採地)
アリアケスミレ (スミレ科)
スミレに比べてやや肥沃で湿った場所に生える。葉は横に広がり、花は白色で紫色の脈が入る。。キャンパス内の植込みなどで見かける(4/12樹木園横)
シハイスミレ (スミレ科)
人為的な造成を受けていない明るいアカマツ林の中に生える。花色は桃色〜赤紫色で他の種とは異なる。葉はやや光沢があり、裏面が紫色になるため「紫背菫」(4/12工学部西斜面)
タチツボスミレ (スミレ科)
これ以降はスミレと異なり、地上に伸びる茎をもつ種類になる。
山地の路傍に生える。花色は淡く、葉はハート形になる。植えたものか、生態実験園のみで確認(4/3生態園)
ニオイタチツボスミレ (スミレ科)
キャンパス内の明るいアカマツ林の周辺に生える。花びらが丸く、濃色で中心の白色が目立つ。その名のとおり、香りが強い株もある(4/4ぶどう池西側)
ナガバノタチツボスミレ (スミレ科)
県内の山地路傍で普通に見かける種類。葉先が尖り、花後は長三角形になる。花茎には毛がなくニオイタチツボと区別できる。アカデミック地区では見かけない。(4/9鏡山公園)
ニョイスミレ (スミレ科)
田の畦や湿地、川辺など水分が多い場所に生える。株全体が無毛で、白い花弁に紫色の脈が入る。咲き始めは遅いが6月頃まで咲きつづける(4/12生態実験園湿地)
サンシキスミレ (スミレ科)
欧州の野生種ビオラ・トリカラーを中心に改良された園芸品種で、大輪種をパンジー、小輪種をビオラと呼んでいる。花壇に植えた株から広がって生えることがある(4/16圃場栽培)