杉本俊多の書斎 広島大学名誉教授
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研究   現代建築デザイン思想
     

 ポスト・モダン以後の建築デザイン思想の展開を、モルフォロジー(形態論)の観点から分析している。現代建築家は自らの意思で形態の選択を行っているが、いかに自律性を得たといえども、それぞれの建築家は一種の時代精神、あるいは社会の生理的な周期性から自由になり得てはいない。無意識のうちに示している各時代の形態構造の微妙な変化を歴史家的な視座から分析。

 20世紀の建築思想もまた約120年の周期的な変化を辿っており、20世紀末から21世紀初頭にかけての現代は複雑性志向の時代と見ている。すなわち、1880年頃、あるいは1760年頃に相当し、ネオ・バロックからネオ・ロココの様相を呈していると理解している。

 

  主な研究発表
 
著書