確率統計基礎講義B/確率統計特殊講義
Modified : 2018.06.06 14:39)
お知らせ
第2回レポート問題を修正版と差し替え、提出締め切りを延長しました。
5/31に第2回レポートを出題しました。
5/8に レポート問題を出題しました.
レポート
第1回
提出締切:5月17日(木)
提出場所:数学事務室カウンター前のボックス
問題:
第1回レポート問題
第2回
提出締切:
6月12日(火)
提出場所:数学事務室カウンター前のボックス
問題:
第2回レポート問題
(修正しました)
テキスト
講義全体のテキストは、したからダウンロードできます。 ただし、数ページずつ改訂しながら講義で配布しますので、全部をダウンロードして 印刷する必要はありません。予習に役立ててください。
テキスト配布後に修正した部分を赤字にします。
定義2.7 となっていたのを 定理2.4 としたので、以下定理の番号がずれます。
text.pdf (modified 2018.05.31 20:02)
講義記録
4/10
仮説検定の基本的な考え方を2項分布を例に説明した.
最適化問題と, 一様最強力検定の定義を述べた.
用語:帰無仮説,対立仮説,棄却,p値, 有意水準,両側・片側検定,単純仮説・複合仮説,棄却域, 危険率, 第1種の過誤確率, 第2種の過誤確率, 検出力関数
4/13
例1.2 正規分布の母平均に関する最強力検定の導出. 確率化検定の定義と説明, 最適化問題の提示まで.
(テキスト7ページまで配布)
4/17
ネイマンピアソンの基本定理(確率化検定)と、定理による最強力検定の c と γの決め方を説明し、2項分布の例を示した。
例1.3 の2項分布に関する検定問題に対して、最強力確率化検定の問題を出題し、次回までの宿題とした。
(テキスト6〜13ページまで配布)
4/19
不偏検定の定義、ネイマンピアソンの基本定理の拡張、正規分布の場合の一様最強力検定の例を途中まで(補題1.1を適用したところまで)
4/24
正規分布の場合の一様最強力検定の導出、 尤度比検定の定義、分散が未知の場合の正規分布の平均に関する尤度比検定の導出.
(テキスト 14〜23ページまで配布)
4/26
点推定問題と、不偏推定量、一様最小分散不偏推定量を定義し、クラメール―ラオの不等式を証明した。例2.1の途中 (クラメールラオの不等式の下限の導出まで)
補足
:点推定問題としてはγはベクトル値関数で良いのですが、平均2乗誤差などの定義やクラメール―ラオの不等式では、γは、スカラー値をとる関数を考えています。
5/1
例2.1の続き(標本平均は有効推定量であるが, 不偏分散は有効推定量でない), 十分統計量の定義と例(例2.2),
定理2.4(定義2.7)
(分解定理)の証明まで.
5/8
ラオ・ブラックウェルの定理, 完備十分統計量, UMVU の導出(定理2.3). 標本分散が正規母集団の分散のUMVU であり, 有効推定量は存在しないことの証明. 指数型分布族の紹介.
5/10
ラプラス変換と関数の一致の定理を紹介し, 定理2.5(指数型分布族の十分統計量の完備性)を証明した. 区間推定例3.2 の前まで. レポートを出題し、解説した.
5/15
決定問題の定義と説明, 分布族, 決定空間, 損失ついて. 例4.2 まで
(テキスト31ページまで配布)
5/17
不偏性の定義との例(仮説検定、点推定、信頼区間)
5/22
許容性の定義、ベイズリスクの定義、判別問題でのベイズルールの導出. ベイズ判別ルールが許容的であることの証明. 例4.7 標本平均ベクトルが許容的でないことの証明.
5/24
決定問題の不変性の定義, 決定関数の不変性の定義と例(位置・尺度分布族と位置母数の推定)
5/29
リスクの不変性, 分散の共変推定量, 一様最小リスク共変推定量
5/31
不変検定, 母平均の同等性検定, 一様最強力不変検定
シラバス
第1回 仮説検定の基礎概念
第2回 ネイマン・ピアソンの基本定理
第3回 一様最強力検定
第4回 不偏検定と尤度比検定
第5回 点推定と評価基準, 不偏推定
第6回 点推定の最適性
第7回 区間推定
第8回 十分統計量とラオ・ブラックウェルの定理
第9回 完備十分統計量と一様最小分散不偏推定量の導出
第10回 統計的決定問題と最適化
第11回 決定問題の不変性と共変性
第12回 最小リスク共変推定量
第13回 決定関数の不変性と不変検定
第14回 決定問題の確率化, 一様最強力不変検定
第15回 講義のまとめとレポートの出題