アムラ・ユカン

 

ユカン・アムラ
コミカンソウ科 Phyllanthaceae
英名 myrobalan
学名 Phyllanthus emblica
現地名 ユカン、アムラ

アメダマノキに近縁(同属の種)アムラ。
ミャンマーの農村にて。

昔はトウダイグサ科という大きなグループがあったんだけど、最近の分類学の主流であるAPG体系(ゲノム解析に基ずく分類)では、トウダイグサ科は、トウダイグサ科、コミカンソウ科、ツゲモドキ科に細分された。アムラはこのうちコミカンソウ科に配置された。

写真に写る葉は、羽状複葉にしか見えない。しかし本当は、単葉が順序良く並んだもの。そういえば、学部生の頃、コバンノキをみて、「これが本当に単葉の集まりなのか?羽状複葉にしか見えない」と愕然としたことがあった。コバンノキも同じコミカンソウ属。

果実はすっぱい。現地の人が「この実はかじるだけだとすっぱいのですが、この木をかじってから水を口に含むとアラ不思議、口の中に奄美が広がります」なんていうもんだから、試しに一口かじって水を飲んだのだけど残念、ただすっぱいのが水に薄めれた味がするだけで、甘みは全く感じなかった。

2019年10月18日