ミャンマーに行くの。お仕事で。
で、ミャンマーに行く道中で、例えば飛行機の乗り継ぎ時間とかで暇な時間ができちゃうと困るので、本を携えることにした。
で、私が旅のお供に選んだのはピアノのコンクールの話。前から読みたかったという理由に加えて、今年になって文庫本化されたのが決め手になった。ハードカバーは重くてかさばる。旅のお供にはあまり向かない。文庫本化は絶妙なタイミングだった。
で、読書好きの上の娘は、もしかするともう読んでいるかもしれないので、それとなく上の娘に
「ハチミツとなんちゃら、って言うピアノの話、読んだ?」
と聞いてみた。すると娘は、
「ハチミツ?蜜蜂じゃないの?あの、○○が優勝する話でしょ」
……ガーン。○○が、優勝……するんだ……しばし言葉を失っている私に娘は、
「えっ?まさかまだ読んでなかったの?私、図書館の先生に薦められて、出版のあとすぐに読んでたし、出版からだいぶたっているから、てっきりもう読んでいたと思ったよ。ごめん、聞かなかったことにして」
聞かなかったことには、残念ながらできないのよ、こういうのは……
アディオス