件名 秋の読書週間について(3)

で、ミャンマーに持って行くという文庫は上と下に分かれているんだけど、ミャンマーに連れて行ってあげるのは、そのうち“上”だけにした。文庫本で小さいと言えど、上だけで450頁もある。上・下携えるとそれなりにスーツケースの場所を食うし、今回のミャンマーは1週間だけ。上だけあれば事足りるはず。

で、読み始めたんだけど、明快な文章と展開のためにサクサク読み進む。誰が優勝するかなんて、途中からどうでもよくなる(まぁ、娘のおかげで読む前からだれが勝つかは知っていたんだけど)。誰が勝つかよりも、登場人物の人柄・背景のほうが本筋の物語だった。

どんどん引き込まれ、行きのバンコク空港で上は読了。ああ、下も持ってくればよかった……と思ったけれども、すぐに思いかえした。

たぶん、下を持って来たら、ミャンマーのホテルでも読んじゃいそう。

しかし、それはどうかと思う。せっかくの出張期間中なんだから、ミャンマーにしっかり向き合いたい。そう考えると、読書は行きの飛行機だけにして、あとは仕事に集中することが正解だと思った。

つまり、下を持ってこなくって正解だと思った。

アディオス

2019年09月27日